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打ち合わせは続く、どこまでも。

 今日は、ある人物に「アポ」が取れたので、久しぶりにミッドタウン越えして、アップタウンへ。

 それにしても、僕のMYジェット機は、日本でもニューヨークでも、かなり低空飛行だ。しかも、どういう訳か、頻繁に渋滞に巻き込まれたりする。その証拠写真をUP。

 「右に見えますのは〜、セントラルパークで〜ございま〜す。」MYCAが丁寧に教えてくれた。

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 アポイントメントという単語が、日本で日常的に使われるようになってから久しい。

 僕、実は、この単語があまり好きではない。なんでか、「お忙しい所お願いして、時間を開けてもらって、会っていただく。」みたいな、変な単語に対する先入観が拭いきれない。

 アメリカでデビューした時、「アポ取って、ミーティング」を100万回繰り返したせいだろうか。その一回一回が、緊張と不安と劣等感と脂汗が付いて回ったものだったから、きっと、知らないうちにトラウマになってしまったのかも知れない。やっと「アポ」を取れても、バッくれられるなんてのもザラだったから、余計にそうなのかも。

 未だに「アポ」という単語に過剰に反応して、気分が優れなくなってしまう。

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 久しぶりのアップタウンは、外国のようだ。

 こんな小さな島なのに、ダウンタウン、ミッドタウン、アップタウンは全然違った特徴をもっている。もちろん、それぞれの街を中心に生活しているニューヨーカーたちも、その感覚にかなりの違いがある。

 アップタウンの人は「ダウンタウンて、ゴチャゴチャして汚くて、なんか足が遠のくのよねー。」なんて言うし、ダウンタウンの人は、「アップタウンてツンとしてて偉そうで、ちっともリラックス出来ねーんだよなー。」なんて言ったりする。

 僕もずっとダウンタウンに住んでいるので、どうしてもダウンタウンナーの肩を持ってしまう。

 ここ数年のトライベッカやチェルシーエリアの目覚ましい発展で、そんな感覚も大きく変わりつつあるが。

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 っというわけで、仕事の後、少しも留まる事無く、ハイウェーに沿って真っすぐ南下。ダウンタウンの明かりが見えると頭と体の緊張が一気に抜けてお腹が空いてしまった。

「そうだ、ジョシュの料理を食べに、sumileに行こうっと!」