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絵の天才伝説

 実際「鬼はぁー、外ぉー!」と叫ばれると、豆を持ったまま自主的に外に行きたくなったり、毎年毎年外に追い出される鬼に、心底同情してしまったりする自分の事を考えていたら、すんごいことに気がついた。

「あっ、僕は、鬼なんだ。」

 はい。その通り。僕は絵も得意ですよ。(小学生の時から。)

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 ついに(アット ラスト)禁じ手を使ってしまった。

 つまり、自分で絵を描いて(=写真の材料を探す努力を怠って、)それを撮影して済ます、という暴挙に出た。(未だにスキャナーじゃないところが中途半端で僕らしい。)

 8ヶ月もブログを続けると、変に根性が座ってくる。

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 (多分ほとんどの人がそうであるように、)小学生の時は「絵の天才」と呼ばれていた。

 数々のコンクール(とは言っても、主に校内の写生大会。テーマは体育館!?)で優秀な成績を収め、学研の雑誌にも一回だけ採用されて、記念品のボールペンをもらったことがある。

 友達からも「まーちゃん、サンダーバードの絵を書いてー。」なんてせがまれて、サイン付きで書いてあげたこともある。

 中学生になってからも過去の栄光を忘れられず、自分は絵が上手いんだと思い込み、美術の授業だけは張り切りまくる。この頃から、賞とは無縁になってくる。しかし、現実を直視しないというのが僕の特技。

 よって、勘違いはさらに続く。

 高校生の時、片思いの彼女の誕生日に、なんと!自分で描いた水彩画をプレゼントするという(大赤面)、最もやってはいけない事をやっちまう。

 彼女がその絵を見た時の、困り果てた顔を見て、やっとこさ気づく。

 「あっちゃー、オレ、とりわけ絵が上手いってわけじゃないんだ。」

 中村正人の「絵の天才伝説」、ここであっけなく幕切れ。

 いっつも恋は、僕に何かを教えてくれる。 

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0307シングルの「愛称」、たくさん考えてくれてありがとう。

いくつか気に入ったものもあるけど、もーちょっと考えてみようね。