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ロスアンゼルス 思い出の場所巡りシリーズ その1

 ミーティングだけでレコーディングがないと、意外と時間が作れることに気づいた。

 少し足を伸ばして、思い出の場所に行ってみることにした。

 1994年リリース「WHEREVER YOU ARE」のレコーディングで、初めて、僕の音楽の父(と、勝手に呼ばせて頂いている)である、MR.モーリス・ホワイト(Earth,Wind & Fire)と対面したホテル(写真中央)。

 海を背にして、サンタモニカ・ビーチからの撮影。

 当時、ミーティング・ルームで先にスタンバっていたのだけれど、Mr. モーリスが部屋に入って来るまでは、顔が引きつってしまうほど緊張した。

 なんせ、僕が、憧れて憧れて、憧れ抜いて来た人だ。

 こっちが余りにも緊張していたもんで、彼も少しナーバスだったような記憶がある。

 しかし、一旦レコーディングが始まると、信じられないぐらい、一瞬にして二人は打ち解けた。

 なぜなら、お互い、バンドを結成する前は、セッション・ミュージシャンとして働いていた経験があったからだ。

 実際、僕らがおしゃべりしていた時間は、彼がレコーディングに使った時間よりも長かった。

 僕にとってはまさに「至福の時」。

 心を開いてくれた彼の言葉は、今でも僕にとって最高のアドバイスであり、音楽家として生きて行く上での道しるべでもある。

 透き通るようなサンタモニカの青い空のもと、適度な湿気を帯びた海の風に吹かれて、音楽に対する強い気持ちを、改めて確認する僕だった。

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「Mステ」『恋うたリクエストBEST111』で「LOVE LOVE LOVE」が、1位に選ばれました。トラバ、ドリボに沢山のお祝いのメッセージ、ありがとうございました。