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紅白について。

まずは、紅白歌合戦から出演のオファーを
いただきながら、それが叶わないことにつ
いて、僕らもものすごく残念であると同時
に、楽しみにして下さっていたみなさんを
がっかりさせてしまったこと、申し訳なく
思っています。

とくに今年は、特別な年末。

僕らも、僭越ながら「もしオファーをして
いただけるなら是非!」と、早々と夏も終
らぬ頃から意気込んでいました。

全ての状況が変わったのは、DWL2011西
日本公演を台風により延期するという決断
をしてからでした。

スタジアム会場内外を含め、ほとんど完成
していたDWL2011西日本の公演を実施せ
ずに延期して撤収するというだけでも、時
間はもちろんのこと、全てにおいて、とて
つもないロスを生じることとなりました。

さらに、延期公演となった京セラドーム大
阪3日間というは、公演規模としては、僕
らのような、何から何まで自分たちで運営
しているインディペンデントで(いつも冗
談まじりに言ってますが)「ちっちゃい」
会社だと、準備に1年以上かけてもまだ足
りないぐらいの巨大なプロジェクトです。

そのような公演を、規模も会場も日数もセ
ッティングもなにもかも違う条件で、3ヶ
月弱という短い期間で無事実施できたのは
まさに奇跡の様で、スタッフや西日本の各
放送局をはじめとする関係者、スポンサー
のみなさんのありえない努力や高度な仕事
力と、なによりも西日本ワンダーベイビー
ズと吉田美和の強い想いがあったからです。

出演者やツアースタッフも、一部メンバー
や多くのスタッフが入れ替わるということ
で、そのリハーサル含め準備は大変時間と
労力がいるものでした。

一方、WOWOWでオンエアー予定のDWL2
011映像作品制作も、みなさんに喜んでい
ただこうと、なるべく早いタイミングで、
できたらワンダーランドイヤーの年内にお
届けしようという目標で、通常では少々無
理なスケジューリングで、国内・北米のD
WL2011ツアーや延期作業と平行して行っ
てきました。

また、僕らにとっては大きな意味を持つ金
環食の年、2012年も、一曲でもこころに
届く音楽を、多方面の関係者の協力のもと
届ける環境を整えながら発表すべく、来年
の1月に設定した数々の締め切りのために
きちんと仕事をしようと、一日たりとも無
駄にせず毎日を最大限使い切るやりかたで
進行してきました。

それら、「音楽を生み出す」制作の仕事は
、僕ら音楽家として活動する根幹であり、
これなくしては、音楽家として生きてゆく
ことはできません。

3ヶ月に渡る延期作業により、その期間大
幅な遅れを余儀なくされた制作スケジュー
ルは、今も困難を極めています。

DREAMS COME TRUEにとって、紅白をは
じめとする音楽番組出演のオファーは、大
変貴重で有り難い機会です。その準備には
、たとえ一日の出演でも、数多くの打ち合
わせ、アレンジ作業やリハーサル、衣装制
作に至るまで、数週間を要します。

これら様々な状況のもと、僕らの今年一年
の活動を見守ってきたスタッフのアドバイ
スもあり、残念極まりないのですが出演を
お断りするしかないという結論に達したの
です。

また私事ながら、来年1月に小さな手術を
必要とする箇所が見つかり(とはいえ、日
常生活にはまったく問題ないとのこと)、
それをクリアーして、来年も全力疾走でき
るコンディションにすることも大切な仕事
だと思っています。

こうしてお話ししながらも、今もまだ大変
な状況で毎日を送られてるみなさんを思う
と、なんと自分勝手なことばかり言ってい
るんだろうと、自らの不甲斐の無さに、反省
しきりです。

どうか、僕らの勝手な都合を許していただ
き、今後の全ての基本となる制作活動を続
けさせていただけたらと思います。

出演は叶いませんが、吉田美和と僕は、今
年も、来年も、これからもずっと、被災さ
れたみなさんに向かって愛を打ち上げ続け
る覚悟です。

長々とお話ししてしまいました。

ドリブログ、今日もおつきあいいただき、
こころから感謝しています。

DREAMS COME TRUE
中村正人