毛の生えた矢印

 どんなに名前を呼んでも、彼は振り返ってもくれない。

 ベッドカバーの色と、ほとんど同化しちゃってる、メチャクチャ不機嫌な「コイツ(0813)」の写真をUP。

 彼の濡れた黒い鼻から、ため息ばかりが、出て来る。

 大きく息を吸って、勢いよくため息をつく。まるで僕に当てつけてるみたいだ。

★ ★ ★

 今朝、彼の「母さん」は、彼の水飲みと、その下に敷くタオルと、リーシュと、ウンチを入れるビニール袋と、チキンジャーキーを持って、僕のアパートに彼を預けに来た。

 彼の「母さん」は、どんなことをしても彼を一緒に連れてゆく。以前、ドリブログにも書いた事があるが、遠い南の島のスタジオまで連れて行ったこともある。ひょっとしたら僕よりも色んな世界を見ているかもしれない。噂によると、バミューダトライアングルにも行った事があるそうだ。

 だから「コイツ」は、納得がいかない。

『ナンデ ボク ガ、ヒトリ デ、アンクル『なか』ト ルスバン ナンダ。』

 いや、ちょっと待てよ。彼としては、僕の面倒を見るのがイヤなのかもしれない。

 それどころか、「コイツ」が僕に預けられたのではなく、彼が僕を面倒見に来てやったと思っているのかもしれない。

 この気まずい雰囲気をなんとかしなくちゃ。

 ちょっと彼のご機嫌を取ろうと、部屋の中を走り回ってみたりして、その時はその時で結構盛り上がるのだか、やっぱり、それだけ。

 たちまち、もとの、めっちゃ不機嫌な態度に戻ってしまう。

 それどころか、後半は、「母さん」が帰ってくるであろう方向を向いたまま、1ミリも動かなくなってしまった。まさに、「毛の生えた矢印」である。

 たぶん、「忠犬ハチ公」も、同じ様に飼い主をひたすら待ち続けていたのだろう。

 それなのに「コイツ」は、「忠犬」どころか、「頑固者」と取られがちな事実に、ちょっと僕の心は痛んでしまった。

 僕は出来るだけ優しい声で、話し掛けた。

「もうすぐ『母さん』、帰って来るから。」

 彼は、チョウチョのような耳を5ミリほど動かしたが、やっぱり振り向いてはくれなかった。

 『モー マッタク ドウジョウ ナンテ シチャッテ。

ボク ハ タダ、オナカ ガ スイテル ダケ。』

★業務連絡★

われらがジョシュsumileに新たな展開有り。編集長藤井さんとその仲間達が「手作り」しているスッテキなマガジン、「東京カレンダー」をチェキラッチョ!

そして、「東京カレンダー」5周年、おめでとう!!!
これからもお互い「手づくり DE 手渡し」頑張ろう!!!

自主制作決定!!!

 ブレックファースト・ミーティングで、いつものカフェへ。

 ニューヨークの気温もどんどこ落ちて、秋をパスする勢いだ。引っ越しの片付けなんか終了するはずもなく、「あっちゃー、セーターが見つからねー!」と、朝から絶叫。取って置きの必殺ワザ、「ジャージ3枚重ね着」で寒さをしのぐ。

 そんなドリカムの「なか」とは正反対に、「よし」さん、なんだか調子よさそう。

 この写真、僕のいつもの写真と何となく違う。画角が良いと言うか、カップと「よし」の顔の置き方がユニークというか、写真というよりは作品と言っても良いかもしれない。

★ ★ ★

 物語は、2週間ほど遡る。

 「冬のナニ」のレコーディングをしていた時、「よし」がすんごい事に気付いた。

 「この曲のミュージックビデオ、作らないの?」

 僕は青くなった。そうだ、曲を完成させるだけでもいっぱいいっぱいだった僕は、ビデオのことなんかこれっぽっちも考えていなかった。動揺を見せたら最後、「よし」の集中砲火に遭うのは火を見るよりも明らか。

 その場しのぎで、こんな事を言ってしまった。

 「も、もちろん考えてたよ。日本でのスケジュールも無いし、ニューヨークで撮ろうと思ってさぁ。もう、普通じゃつまんないから、二人で自主制作するってのはどうかなぁ。なんかホームビデオみたいで、逆にクールじゃない。」

 ヴィジュアルには一家言もつ「よし」のこと、絶対反対すると思ってノンキに構えていたら、想定外の答えが返って来た。

 「いいかも!」

 僕は、慌てた。自分で適当な事を言っておいて、でも、慌てた。

 「で、でしょ。でも、あ、あのー、分かってると思うけど、ロケハンも、撮影も、メークも、音出しも、照明も、充電も、テープ交換も、交通整理も、衣装も、アイロン掛けも、三脚運びも、ランチの用意も、電源コード引っ張るのも、えっと、えっと、全部僕たち二人でやるんだよ。」
 「だって、私達、カメラ買ったじゃない。」
 「えっ?」
 「THE LOVE ROCKSのドキュメンタリー自分たちで撮るためにカメラ買ったじゃない。」
 「カ、カメラ持ってるからって・・・。」

 だから、「よし」は侮れない。

 ミュージックビデオで困ったときはこの人。ドリカムでも数々の名作を残した監督。その名は、「ディレク・スー」(国籍不明)さっそく、電話してみる。

 「もしもし、2週間後何してます?」

 彼は何も聞かずにこう言った。

 「なんとかしますよー。」

★ ★ ★

結論。「冬のナニ」(もう隠す必要ないんだ。)のミュージックビデオ、

「なか」「よし」「スー」で自主制作決定!!!

「たいへんな事になっちまった DE 身から出た錆」

 っということで、今日の写真は「ディレク・スー」の作品。これからマンハッタン中をロケハン。 やれ、やれ。

打ち合わせは続く、どこまでも。

 今日は、ある人物に「アポ」が取れたので、久しぶりにミッドタウン越えして、アップタウンへ。

 それにしても、僕のMYジェット機は、日本でもニューヨークでも、かなり低空飛行だ。しかも、どういう訳か、頻繁に渋滞に巻き込まれたりする。その証拠写真をUP。

 「右に見えますのは〜、セントラルパークで〜ございま〜す。」MYCAが丁寧に教えてくれた。

★ ★ ★

 アポイントメントという単語が、日本で日常的に使われるようになってから久しい。

 僕、実は、この単語があまり好きではない。なんでか、「お忙しい所お願いして、時間を開けてもらって、会っていただく。」みたいな、変な単語に対する先入観が拭いきれない。

 アメリカでデビューした時、「アポ取って、ミーティング」を100万回繰り返したせいだろうか。その一回一回が、緊張と不安と劣等感と脂汗が付いて回ったものだったから、きっと、知らないうちにトラウマになってしまったのかも知れない。やっと「アポ」を取れても、バッくれられるなんてのもザラだったから、余計にそうなのかも。

 未だに「アポ」という単語に過剰に反応して、気分が優れなくなってしまう。

★ ★ ★

 久しぶりのアップタウンは、外国のようだ。

 こんな小さな島なのに、ダウンタウン、ミッドタウン、アップタウンは全然違った特徴をもっている。もちろん、それぞれの街を中心に生活しているニューヨーカーたちも、その感覚にかなりの違いがある。

 アップタウンの人は「ダウンタウンて、ゴチャゴチャして汚くて、なんか足が遠のくのよねー。」なんて言うし、ダウンタウンの人は、「アップタウンてツンとしてて偉そうで、ちっともリラックス出来ねーんだよなー。」なんて言ったりする。

 僕もずっとダウンタウンに住んでいるので、どうしてもダウンタウンナーの肩を持ってしまう。

 ここ数年のトライベッカやチェルシーエリアの目覚ましい発展で、そんな感覚も大きく変わりつつあるが。

★ ★ ★

 っというわけで、仕事の後、少しも留まる事無く、ハイウェーに沿って真っすぐ南下。ダウンタウンの明かりが見えると頭と体の緊張が一気に抜けてお腹が空いてしまった。

「そうだ、ジョシュの料理を食べに、sumileに行こうっと!」

ハドソン川の花

 これが、以前
、話にあったマンハッタンからハドソン川越しに見た、ニュージャージーのスカイライン。

 この左側をさらに進むと、遠くに「自由の女神」が見える。

 こんど、ウォーキングの時に、T-9ちゃんを一緒に連れて行って「女神」を楽しまないとね。

★ ★ ★

 ハドソンリバーには巨大な客船が頻繁に行き来する。特に世界的な客船が訪れる時は、例の「NY1」でも大々的に報道されて大騒ぎになる。

 これは、たまたま僕がこっちに来てた時にゲットした、「クイーン メリー 2世号」がピアに横付けされている時の画像を蔵出し。

 道路や建物と比べると、そのサイズのデカさが分かるよね。

★ ★ ★

 目を足下に移すと、コンクリートの隙間からたくましく花を咲かせるアサガオを発見。

 なんの因果か、ドリカムの「よし」の2枚目のソロアルバムのコンセプト・カラーのすみれ色。すみれ色のアサガオ。すてきだ。

 えっ?ちょっと待てよ。これ、アサガオなんだろうか?

 植物に詳しい、或は、専門職とする、ドリブロガー、トラックバッカー、ドリボーダーに丸投げで調査依頼。返答を気長に待つ。

★業務連絡★

打ち合わせは順調なれど、問題は山積。

よけて通れるものなど一つもなく、日々、「千里の道の一歩」を繰り返す。

だから、あの、試聴しなくても良いから。

 なんの疑いも無く、絶対、予約しちゃって良いから。

 「イイニクシングル」(何の事か分からない『ド素人』ちゃんは、めっちゃ大歓迎!DCTgarden.comにこのシングルの情報満載。)に収録した3曲。

 スタッフがどーしてもって言うから、いよいよ試聴始まるらしいけどー。数々の「大人の事情」をなんとかクリアーして(うちのスタッフは「音楽の手渡し」を目指して、日夜頑張っているのだ。)いつもよりちょっと長めにアップしちゃうけどー。

 ってなわけで、余裕で連日連続するミーティングに備える、僕。

 だってね、半年もニューヨークを留守にしてたし、いくらメールの時代とはいえ、顔を見ながらのやり取りはとっても大事なんだよね。

 エニウェイ、何かニューヨークにいると、髪型が決まらないなぁ。

★ ★ ★

 僕が読んでいるのはフリーペーパーの元祖みたいなニューズペーパー、「the village VOICE」。

 ダウンタウンの至る所に赤い「VOICE」ポストが置いてあって、そこから自由に持ってても良い。主にエンターテイメントや生活情報が載っていて大変便利だ。

 僕が「VOICE」がお気に入りでも、「VOICE」の記者がドリカムを気に入るとは限らない。

 ドリカムが始めてニューヨークでライヴをやった時、こんなコンサート評を書いてくれた。

 「それはまるで、チープなミュージカルのようだった。」

と。

 オー マイ ガッ!「NY1」といい、「VOICE」といい、焼きそばも焼けない、こてんぱん状態。

 もちろん僕が激しく落ち込んだのは言うまでもないが、(いつも言ってるけど、僕は見かけや芸風と違って、ほんとは、かなりデリケートで傷つき易い、ガラス細工のような男なんだ。)なんにしても、その記者のハートを揺さぶる事が出来なかったドリカムの力不足を反省した。

 さらに、その記事を見て多くの人間が「ドリカムって、そんなもんなんだ。」と、一回もライヴに来たり、CDを聞いたりしないで終わってしまったことが、残念でたまらない。(でも、諦め切れねーのも事実。)

 一人の人間が発信した情報で(記名ならまだいいが、今では無記名があたりまえ。すなわちドリカムに対する自分の意見や考えを発信、公にした人間は、責任を取らない。)、僕らが心血注いだ「音楽」が、簡単に生きたり死んだりする。

 この時代、そのことを批判する気は毛頭無い。こんな時代でも生き抜く事こそ、僕の仕事だと思っている。

 だからこそ、一曲一曲、一ライヴ一ライヴ、全身全霊を込めてロックするんだ!結局は自分次第なのであーる25。(また、やっちゃった。)

「この一球は、無二の一球なり!」

 やっぱり、宗方仁コーチは、すんばらしい。

(エースをねらえ!より。)

 それにしても、根性だけが取り柄というのも、今あんまりイケてないんだよねー。でしょっ?

 そこんとこ、どうなの?

どうなの?
どーなのよっ!

「マンハッタンのはじっこで愚痴を叫ぶ」

色褪せた半券

 チャイナタウンで仕事があった。

 ミーティングまで少し時間があったので商店街(?)を散策する。

 それにしても、この街は年々、広がっている様な気がする。チャイナタウンは膨らみ続ける。

 NYPDの警察官も、中国人系アメリカ人が多数働く。商店街の中心部に入り込むと、ここがマンハッタン島であることを忘れる。隣接する公園では、あちらこちらで麻雀に講じる人たち、それを取り囲んで観戦する人たちで賑わっている。もちろん英語もほとんど聞かなくなる。

★ ★ ★

 「そういえば、靴下、買わなきゃ。」

 っと、いうわけで、小さな小さな衣料店に入る。中には、メガネをかけたおじさんが一人で店番をしていた。

 両サイドに壁の様に積まれた商品の中から、「発掘」するみたいに靴下を探し出し、お店の一番奥にあるレジでお金を払う。するとおじさんに話しかけられた。

 「あんた、日本人かい?」

 「そうです。」

 「そうかー、ワタシ、日系人よ。」

 「えっ、そうなんだー。」

 話は、突然、盛り上がる。

 「時間があるんだったら、ワタシの息子の写真、見てよ。」

 そう言って、おじさんは僕の返事も待たずに、お店の奥からいっぱい写真を持って来た。

 そこには、彼の奥さんや、息子とその家族の写真があった。聞く所によると、息子はとても優秀な医者で、ペンシルバニアで素敵な奥さんとおっきな家に住んでいるらしい。彼の言う通り、幸せそうな家族の写真ばかりだ。

 一通り写真について説明した彼は、ズボンのポケットから財布を取り出し、その中にキレイに仕舞ってあった色の褪せた航空チケットの半券を2枚出して見せてくれた。

 「これ、息子が家に招待してくれた時に、ファーストクラスに乗せてくれたの。広い席だったよ。アンタもいつか乗ってみると良いよ。」

 その、余りにも大切に、多分肌身離さず持っている色褪せたチケットの半券に、僕は泣きそうになってしまった。

 「そうか、よかったね。良い息子さんだね。」

 「ホントよ。ワタシ、幸せよ。」

★ ★ ★

 夕べ遅くに雷を伴って沢山雨が降ったせいか、いつもはホコリっぽいダウンタウンに吹く風も、今日はとても心地よい。

 ワールドトレーディングセンター・サイトにも新しいビルが一つ完成。しかし、ツインタワー跡地には巨大な空間が今だ広がっている。

 「親父が生きていたら、あのおじさんの様に、僕の事を自慢してくれるだろうか。」

 そんなことを、ふと考えさせる、夜だった。

「イイニクシングル」

 イイニク(1129)の日に発売するドリカムのニューシングル(スリコメ!スリコメ!)、アット ラスト(遂に)CD制作最終行程(製造行程を除く。コマかっ!)のマスタリングにレッツ ゴー!(突入!)

 ここで、 yorimo 時代のドリブログの記念すべき第一回目を見てみよう。

この時点で

「突然ですが、ここ2週間、新曲を書いています。」

という記載があることから推測すると、この「イイニクシングル(?)」は、5月の中旬から曲書きを始めて、なんと約5ヶ月を費やして完成に至ったことになる。

「オー マイ ガッ!」(なんてこったい!)

 エニウェイ(それにしても)、ドリブログの思わぬ効用に気付いた。

 こうやって読み返してみると「イイニクシングル」の制作行程を細かに振り返る事が出来る。しかも、その時々の、僕の誰にも分かってもらえない悲痛な心情や、ドリカムの「よし」の誰も知らなかった悪行三昧が手に取る様に良く分かる。僕の歴史の中でも、これほど克明にレコーディングの記録を残した記憶は無い。

 すなわち、

「ジス イズ グレイト!」(めっちゃ、エエやん!)

 僕が歴史の教科書に載る時が来たら、編集を担当する人にとって「ドリブログ」がめっちゃ役に立つことは、ノー ダウト。(間違いない。)

 ジョーキング アサイド、(冗談はともかくとして、)

 あのね、何でも良いから「イイニクシングル」聴いてよね。マスタリングしたら、さらに磨きがかかったから。3曲ともすんごい仕上がりだから。試聴しなくていいから。ぜったい大丈夫だから。

 っということで、

「私達が『完璧印』保証しまーす!」

 (左)ご存知、ドリカムの「よし」。(右)ご存知、マスタリングの神、ヴラドー・ミラーさん。

★ ドリカム豆知識 ★

マスタリングとは?

[1] CDに収録される各曲の音質を揃えながら、ユーザーや媒体に、どんな条件でも適切な音量で供給できるように、様々な調節をする。(なぜなら、エンジニアや曲によって、その仕上がりに音質・音量のばらつきがあるため、そのまんま繋げちゃうと聴くほうはたまったもんじゃないもんね。)

[2] 曲の前後のノイズをキレイに掃除する。

[3] 製品の意図する曲順に並べ、曲間を決める。

[4] 原盤になるCDに必要な情報を書き込む。

[5] その他、製造の段階に進むためのノイズチェック、その修正など。

遂に、完成!!!

 地球温暖化による現象に違いない。10月のニューヨークにしては暖かすぎる。ハドソン川越しに見る夕日に心奪われながらも、確実に心の中に不安が広がる。

 こちらに来る機内で見た映画の中に、

不都合な真実 AN INCONVENIENT TRUTH

という作品があった。

 「元アメリカ副大統領のアル・ゴアが、地球温暖化の謎と誤解を解き、人々に訴えかける話題作。」(JALの機内誌JEN GUIDEからの抜粋)だ。

 このドキュメンタリー映画がすんごいのは、実にシンプルに地球温暖化の「事実」を伝えながらも、その「事実」が自分たちにとって「不都合」だという理由で、アメリカの一部の政治家がマネーゲームのために、いかにも「思い込み」の様に見せようとする悪意とその現実をフラットに描いているところだ。

 この映画を見れば、地球温暖化が、我々人類も含め、全生物に危機的な状態を引き起こしているのが良く理解出来る。それは、遠い未来ではなく今起きているという「事実」、このままで行くと僅か10年で地球に大変化が起こり取り返しのつかない事になるという「事実」に愕然とする。

 そして何よりも彼が訴えたいのは、地球温暖化対策は一人一人が今直ぐ出来る事であり、それを直ちに実践すれば、CO2の濃度はあっという間に70年代の水準まで下げられると言う「事実」だ。

 みんなぁ、一日も早く、この映画を見るべきだと思うんだなぁ。地球を、人類を救えるのは僕たち一人一人なんだよなぁ。

 逆に、損得勘定ありありでも構わないよ。地球温暖化対策ビジネスは儲かるのだ。CO2削減と自由経済は決して対立するものではない。今まで刷り込まれてしまった既成概念を改めよう。一番良い例が日本の自動車メーカーだ。環境に良い車を作れば作るほど、ビジネスも世界的に絶好調なんだよ。

 さあ皆!「事実」を直視しよう!今年の夏の日本における自然災害だけを見てみても、地球温暖化が原因なのは明らかじゃないか。ねっ!

★ ★ ★

 さて、そんな危機的な状態の地球の上で、危機的状態を脱したバンドがソニースタジオにいる。

 さらっと言っちゃうけど、

 「いい肉(1129)の日に発売する、DREAMS COME TRUEのニューシングルのミックス、遂に、完成!!!」

 間に合いました!!!     「シンジ ラレナーイ!!!」

 出来立てホヤホヤなサウンドを、念のため、ラジカセで鳴らしてみて最終チェック。

 どんな機材で鳴らしてみても、最高の出来じゃ無いと意味無しだからね。もちろんヘッドホンで聞いても最高。

これぞ「ドリカム品質」!

 みごとエドさんの厳しい最終チェックを経て、マスタリングへと駒を進める。

シンジ ラレナーイ

 「と、突然、あまりにも突然、問題です。

 この三人の中で、同い年の人達がいます。それは誰と誰でしょう。

 名前で答えて下さい。正解は、3秒後。」

 向かって左から、エドさん、「なか」さん、江戸川さん。

それでは、正解です。「なか」さんと江戸川さんでした!

「うっそー、シンジ ラレナーイ」

★ ★ ★

 江戸川さんと知り合ってからもう10年になる。

 以前は自分でリムジンカンパニーを経営していたのだが、今は僕らのアシスタント兼MY機長兼空手の先生をしてくれている。(うわ!感の鋭い「よゐこ」は気が付いちゃったかなぁ。そう、THE LOVE ROCKS TOURで大評判だった「ていうか」のコリオグラフは、「よし」が空手をかじった事が切っ掛けだったのだ。)

 彼との出会いも強烈だった。(例のブライアンも強烈だったが。詳しくはドリブログ0710を参照。)

 初めてJFKに僕らを迎えに来てくれた時の事である。江戸川さんが空港の駐車場で、荷物満載のカートをガラガラしながら、車のリモコンキーをあっちこっちに向けて一万回ぐらい押しまくって、酷く焦った様子だった。(当時の彼の車には、リモコンキーを押すと鍵が解除されると同時にピッピと音が鳴る機能が付いていた。) いい加減しびれを切らした僕が、

「あのー、エクスキューズミー!なんかトラブルでもあったんですか?」

と尋ねた所、想像の域を遥かに超えた彼の答えに、僕はそのまま、成田に引き返そうかと思ったぐらいだった。

 それでは、その答えをお教えしましょう。

 「オー、ソーリー、MR ナカミューラ!車を何処に止めたかワカラナクなってしまいましたー。BUT, ドント ウォーリー!すぐに見つけますから!」

 ちなみにJFKの駐車場は、めーっちゃくちゃ広い。

 「なにがドント ウォーリー!じゃー、こりゃー!ドライバーが駐車した場所分からなくなって、いったい誰が分かるんじゃー!うりゃー!」

と、普段は温厚な僕もさすがにこの時はキレまくった。

 そんなお茶目な江戸川さんは、本当にいい人。毎日毎日なんかやらかしてくれて僕を和ましてくれる。

 そして・・・、「孫」もいる。

「うっそー、シンジ ラレナーイ Part 2!」

 それでは今日の復習をしましょう。

「誰と誰が同い年でしたかー?」

★業務連絡★

DWL2007.comにまだ行ってない人。おしりぺんぺんですよ。

DCTgardenのスタッフが徹夜しまくって作った、すんごい素敵なサイトだよ。必ず遊びに行く事。ねっ!

それから、最初の画像の、「なか」のヘンテコな七三分けの髪型は気にしちゃダメ。ね!

「英語でテレビみナイト」

 ドリカムの「よし」の「お気に入り その1」は「国内線」でも「国際線」でも同じという事実に改めて驚く。「国内線」に関してはyorimo時代0608で既にブログっているが、あの頃から相も変わらず「よし」のスウドク・マニアぶりは僕を感心(呆れ)させる。

 そして当時の業務連絡に見られる様に、僕「なか」「よし」に対する悲痛な叫びに、なんら変化が無いのにも驚かされる。

 Anyway, 「よし」も元気でやってます。

★ ★ ★

 僕の様なブロークン・イングリッシュ使いでさえ、英語耳と英語口がそれなりに正常に機能するまで2,3日は掛かる。プラス時差もあるので思考能力も極端にスローになる。それに反してスケジュール的にはその期間、とても重要な仕事が立て込む。

 こんな時に一番効くのはケーブルテレビの「NY1」というチャンネルを時間が許す限り見続けることだ。ニューヨーク市のニュースだけを24時間流し続けるチャンネルで1時間に同じ内容を4回ほどリピートする。(もちろん例外もあるが。)何丁目の猫が木から降りられなくなったとか、何ハイスクールで音楽発表会があったとか、え?これがニュース?なんて内容ばかりなのだが、そのせいか日常生活に必要なボキャブラリーが一通り出てくるので、英語脳のリハビリには最適だ。すなわち「習うより慣れろ。」

 そんな「NY1」に、もう4、5年ほど前になるだろうか、我らがドリカムが何度か取り上げられた事があった。

 もう時効だろうから言っちゃうけど、彼らは僕らをこう報道した。「日本からやって来た極悪のヘビメタバンド」と。ニュースのタイトルはもっと凄いよ。なんと「NIGHTMARE COMES TRUE」だ!なんでそんなハチャメチャな事件になってしまったかは、今は言えない。最初のグラミー賞を取れたら暴露しちゃうもんね。それまで、お楽しみに。

 てなわけで、僕は日本に置いてはもちろん、ニューヨークでも滅法打たれ強くなってしまった。「悪意に対しては断固戦う。」これ基本姿勢。もちろん戦う術はドリブログ0816で述べている通り、断じて「戦争」ではなく「他者を傷付けたり威嚇する」ことでもない。

★ ★ ★

 そんな僕を癒してくれるのは「コイツ」。「コイツ」についての僕の告白はドリブログ0813に。

 もちろん、ドリブログを楽しみに読んでくれるあなたの存在こそが僕の全てを癒す。そんなこと、わざわざ言わなくても分かってるよね。え?たまには言葉で表現してほしいって?バカだなぁ。それじゃ、目を閉じて。

「いつも、ありがチュウ!」

★業務連絡★

またプレイン・クラッシュ!「なか」「よし」ともに100%無事です。どうぞ心配なく。

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