MILLION KISSES

 「雨漏りしなくて、よかった〜」

 我が家は、台風や夕立があると87%の確率で雨漏りする、「自然現象一体型」なエコなハウス。バケツと洗面器は必需品。

 台風20号による雨を心配していたのだが、なんとかセーフ。トイレの水も補充完了(前にもブログッたけど、トイレ用水は雨水を利用してます)。

 そんな普通あり得ない心配やら、レコーディングやら、編集やら、ミックスやらでポンポコ舞いの僕に、この曲に関する驚きの情報がチーフマネージャーのA嬢とDCT recordsの花ちゃんから入った。

 「ア・イ・シ・テ・ルのサイン 〜わたしたちの未来予想図〜」の「着うた/着うたフル」が、な、なんと、100万ダウンロードを突破したというのだ。

 そのニュースを聞いたとき、僕が発した音を字にすると、「ひょぉうぇ〜!」うれしおどろきでんぐり返り、って感じだ。

 そのあとは、もちろん、マジ系の涙がキラリ☆。

 これも、ドリブロガー&ドリボーダーのリクエスト大作戦や口コミ・プロモーションをはじめとする、多大なる応援のおかげに他ならない。

 「100万枚のセールスも、1リクエストから」(ドリブログ0919参照)なんて言ってたら、1リクエストから100万ダウンロードが実現してしまった。

 感謝の気持ちを言葉では言い切れないが、とにかく、

 「フロム ボトム オブ マイ ハート、ありがとう!」

 あなたのサイン、きっちりと伝わっています。

 これを力として、NEWアルバムとWOWOWの制作、増々頑張ります。

 そして、吉田さんにも「ちゃんと」伝えます。

「マサさん、明日、スタジオいくよ。」

 まだまだ力強い声ではないけれど、吉田さんからそう言われた時の僕の気持ちを表現するのにピッタリな写真が撮れたので、UP。

 言葉で表すと・・・

 深い森の中に迷い込んで途方に暮れていたある日、ふと顔を上げると、静寂のなかで、真っ青な空に一本の飛行機雲が延びて行くのを見つけた時のような気持ち。

 飛行機雲にはとうてい触れることはできないが、でも確かに見えたという事実だけで、喜びで胸が一杯になる気持ち。

★ ★ ★

 時が経てば、と言うにはあまりにも早過ぎる。

 とはいえ、あの日から、一日一日は永遠のごとく長く感じられる。

 時間とともに、悲しみは、心と体の隅々まで染み込むように、深くなる。

 見るもの、聞くもの、触れるもの、口にする言葉の全てが、愛する人に繋がり、そのことによって、真っ黒な海の底に引きずり込まれるがごとく、見えはじめたはずのかすかな光さえ、見えなくしてしまう。

 本人以外には分かり得ない気持ちを抱えながら、吉田さんは、小さな一歩を踏み出そうとしている。

世界各国から来てくれたエヴリバディー。

 「ホワッツ ロング ウイズ ミー!

  ワタシ ジェンジェン エイゴ シャベレナク ナッチマイナー!」

 (映画「キル・ビル」のルーシー・リューさん風でお願いします)

 そういえば、杉並児童合唱団のみなさんと共演したのと同じ日に、ベリーインターナショナルなみなさんとのレコーディングがあった。(僕の格好を見て、毎日同じ服を着てると思わないでね)

 その時の僕の英語は、ルーシー・リューさんの日本語よりはるかにおかしかったに違いない(といってもルーシーさんが悪いわけでは全くありません、あしからず)

 まぁ僕は、もともとかなりおかしな「英語使い」なので、いまさらぁ〜って気もするが、それにしても、レコーディングの段取りや楽曲のコンセプトを説明する時の英語は酷かったなぁ。密かに、顔、赤くなっちゃったからなぁ。

 今回、マーセラスがトゥギャザーしてくれたメンバーは、世界各国から来てくれたエヴリバディー。

 英語はもちろんのこと、ロシア語、フランス語、スペイン語、韓国語などなどが入り乱れてるもんだから、僕の頭も入り乱れちゃったわけ。

 でも、すんごく楽しくてファンキーなパフォーマンスが収録できたので大満足なのでした。

 マーセラスのリーダーシップに、フラワーサークルエスト!

 ちなみに、杉並児童合唱団のみなさんが参加した曲とは別曲なので、これまた「しとぴっちゃん」でお願いします。

 「プリーズ ビー ペイシャント シチマイナー!」

★業務連絡★

WOWOWのドリ番を制作中の山本監督。 その後お便りがないのは、僕のせいですか? 僕があまりにも細かく突っ込みを入れたから怒ってるんですか? 実は気の弱い僕は、ちょっとビビってます。

「東京だってなかなかステッキーじゃないか」

 と僕をウットリさせてくれた夕暮れ。

 夕暮れ時に移動するなんて滅多にない僕が(たいていは深夜か早朝)、ラッキーにもゲットした一枚(東京タワー付き)。

 義理の弟(マイ・ヤンガー・シスターのハズバンド)が、久しぶりに大阪から泊まりに来てくれたのを良いことに(実は、マイ・シスターと彼は、元祖「大阪LOVER」系カップル)早めに仕事を切り上げて帰宅。

 しかも、夜遅くまで自宅でガタガタ仕事をして、彼(彼も万年睡眠不足系)を起こしてはいけないなんて理由をコジツケて、早めに就寝。

 おどろいた。いっぱい寝てしまったのだ。顔がはれるぐらい。

 顔ははれても、頭はスッキリ。翌日のスタジオ作業効率が163%(前日比)にアップ。調子に乗り過ぎて、また朝までスタジオに籠ってしまった。

 慣れないこと、或は、不規則な生活は止めといた方が懸命だ。

★ ★ ★

 今も、ちょっと油断すると、大声で叫び出してしまうような感情に襲われる。『僕がそんなことでどうするの?』と自問自答の日々。

 いろんな想いや様々な考え、判断が、まるで竜巻のように僕を巻き込み、あちこちに激しくぶつかり、正直、目をつぶり頭をかかえてうずくまりたくなってしまう。

 そんな時、末田監督や吉田さんの気持ちを考えると、『オマエはいったい何をやってるんだ!』と、言いようもないくらい自分が腹立たしく、情けなくなる。

 で、いつも同じ結論に辿り着く。

 僕は、人になんと言われようと、僕の仕事をする。どんな状況になろうとも、どんなことが起ころうとも、僕の役割を果たす。

 そして、僕なんか比べものにならないくらい困難な状況にいるひとたちに恥じぬよう、一日一日をしっかり歩きたいと思う。

仕事が大変エストといえども、辛いことばかりじゃない。

 CTUのジャック・バウアーにはかなわないけど、CSI:NYのマック・テイラーぐらいは(おそらく)昼夜なく働いている僕は、完璧印の全開バリバリパラリラパラリラモード。

 吉田さんの「約束」のためにも、NEWアルバムやWOWOWを楽しみにしていてくれるドリブロガー&ドリボーダーのためにも、自分の役割をただひたすら果たすのみ。

 たまった寝不足から風邪をひいたらしいけど、気づかないふりをしてたら一晩でなおっちゃった。

 実際、(もう随分前の話だけど)タバコを止めてビタミンCを採っていると、ギリギリのところで持ちこたえるので大助かり。

 でもね、仕事が大変エストといえども、辛いことばかりじゃない。

 こんなステッキーなアーティスト達とレコーディングをする機会にも恵まれてしまうのだ。しかもスタチャ以外のでっかいスタジオ(桑田先輩のサザンオールスターズの聖地としても有名)で。

(ドリブログ掲載の許可頂き済み。あっざーっす)

 杉並児童合唱団のみなさんと津嶋先生。

 とっても礼儀正しくて、チームワーク抜群のみなさん。スタジオに入る時も出るときもきちんと整列してるし、大っきな声でちゃーんと挨拶できるし、僕、大感激しました。

 最初はちょっと緊張してたみたいだけど、どんどん調子が出て、僕の理想以上の仕上がり。

 「よってここに、花丸エスト、差し上げまーす!」

 で、どんな曲で、なんで杉並児童合唱団のみなさんに参加して頂いたかは、今は、完全に、103%、絶対、すさまじいくらい内緒。

 「すんませーん!」

 だから完璧印のしとしとぴっちゃんモードでたのんます。

 そんなわけで、ドリカムの男、相変わらずです。

★業務連絡★

WOWOWの編集で同じく睡眠不足であろうと推測される、山本監督へ(ドリブログ20060908参照)。監督が作ってくれたオフラインのチェックに16時間もかかっちゃいました(編集スタジオでやんなくて、よかったっすよねぇ)。返答が遅くなった上に、チェックポイント細かくてごめんなさい。でも、今の時点でも既にさいこーっすよ!お互い根性入れて、伝説になるような作品にしましょうね!A!A!O!

「今、朝の5時です。遅番担当の中村、上がりまぁす!」

 早番担当、エンジニアのR嬢(お父様は、日本人エンジニアのカリスマ)は、朝10時から夕方の7時前後まで。

 ドリブログでおなじみ、エンジニア「お宅左膳」は、お昼から深夜の11時半前後まで。

 そして、遅番の僕は、午後2時から翌朝の3時前後まで。(ノルマが達成できなくて必要とあらば、エンドレス)

 なんのことかというと、スターチャイルド・スタジオで行われてる、WOWOWのためのDWL2007ライヴ音源制作のシフトのことである。

 総勢16名のバンドと中村先生率いるドラムライン、そして6万人のバッキングヴォーカルで奏でられた32曲、二日分の音の整理とミックスに必要な作業は、半端な量ではない。

 2つのスタジオと、2セットのProTools(ハードディスクレコーダー)と、膨大な音楽データが記録されたハードディスクが、あっちへいったり、こっちへいったりで超フル稼働。

 こんな毎日がもう2週間続いている。もちろん、1日という単位が、どこで始まってどこで終わるのかなんて、もはや、さっぱり分からなくなってしまったのも事実だが。

 そして同時に、最終日の国立競技場で宣言した、DWLイヤーを締めくくる究極の「夢かなプロジェクト」のNEWアルバムに収録する楽曲のレコーディングも、僅かな、ほんとうに僅かな歩みながら、再開した。

 正直、1205のリリースは、かなり困難な状況になってきたことは認めざるを得ない。

 しかしながら、できるとこまで、行けるとこまで、一歩でも、半歩でもいいから(時には、2歩も3歩も下がってしまうこともあるかもしれないが)、少しづつ、歩みを進めるつもりだ。

★ ★ ★

 親愛なるドリブロガーのみなさん。

 ドリブログやドリボに途切れること無く毎日届く「ア・イ・シ・テ・ルのサイン」、僕の心のど真ん中にしっかり伝わっています。

 そんなみなさんから頂いたデイリーチャート1位は、この状況において、言葉では表現できないほど嬉しかったです。

 ほんとうにありがとう。

 これを力にかえて、スタッフ共々、全力で吉田をバックアップし続けたいと強く思う毎日です。

あの日から、9日が経った。

 こんなに辛く長い1日1日の積み重ねは、いままで経験したことがない。

 まるで時間が止まってしまったかのようだ。

 吉田は気丈に振る舞うものの、まだまだ人前に出たり、歌を歌える状態ではない。

 彼女の心の深い悲しみの振動が、大きな音を立てて、僕の心に伝わってくる。

 彼女を見守るご両親や友達の前で、望まれてもいないのに、くだらないことを言って笑わせることしかできない自分が、なんと情けないことか。

★ ★ ★

 末田監督、吉田美和に、トラックバック、ドリボードを通じて数えきれないメッセージを頂いています。

 また、テレビやラジオ、アーティストご自身のブログでも、沢山の励ましの言葉を頂いています。

 CDショップでは、スタッフの方が、ポップにメッセージを書いて下さっているところもあると聞いています。

 心から、深く、深く、感謝をしています。

 みなさんの気持ちは、ちゃんとふたりに伝わっていると信じます。

 また、今回のことで、ミュージックステーション、映画「未来予想図」制作委員会はじめ、お仕事を頂いた様々な皆さんに、多大なご迷惑をおかけしてしまいました。

 それにも関わらず、寛大なご理解と、励ましの言葉まで頂き、申し訳ない気持ちで一杯です。

 心から、お詫び申し上げます。

PAGETOP