(どういうわけか)息を潜めて雪が降り出すのを待っていた。
でも、僕の住む街では、作り立てのコンクリートみたいな空が広がっていて、雪は降っていない。
月曜日だから、気持ちだけはサンタモニカ・ビーチ系で行きたい。
“蔵出し”の蔵にはUPしたい写真がわんさかあるんだけど、ドリブログの内容にもよるし、なかなかUPしきれない。
実はこの地域、Mr. モーリスとの思い出の地であるとともに、15年ほど前に一ヶ月ぐらい過ごしたことがある。
ロンドンで始めたジョギング熱が最高潮の頃、このビーチで飛躍的に距離を伸ばす事ができた。
なんせ、信号がない。
街で(特に東京で)走ってると意外とこの信号がやっかいだ。
せっかく調子が出て来ても止まらなくてはならないし、信号がないにしてもひとつひとつの交差点ではやっぱりペースを落とさないと、ちょっと危険。
ってなわけで、サンタモニカ・ビーチに来ると、走り出したくなる。
今週も難しい仕事が山盛り。
サンタモニカでのジョギングみたいには行かないけど、走ってみますか。
★業務連絡★
インフルエンザ対策は完璧に。脅かすわけじゃないけど、シャレにもなりません。キーワードは、マスク、手洗い、うがい、防寒、そして、ビタミンC。
- Masato Nakamura
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この本を読み始めるまで、1ヶ月かかった理由。
青山学院大学英米文学部時代のクラスメートで、「だれが一番大学に来ないかコンテスト」、或は、「だれが一番早く中退するかコンテスト」(もちろん両方とも本当にあったわけじゃない。そしてなんと親不孝な!)で最大のライバルだった一色さんから、昨年、本が送られて来た。
僕が最も尊敬する脚本家の一人であり、いわゆる大ヒット作家であり、ドリカムの自主制作映画「アマレット」の脚本を、大学生の時以来、23年以上連絡ひとつ取っていなかったにも関わらず引き受けてくれた恩人であり、僕のほうが一つ年上なのにいまだに敬語を使ってしまう、一色さん。
鳴きもせず飛びもしなかった僕の暗黒の20代、テレビや映画を通して、常に強い憧れと嫉妬の目で見続けた、一色さん。
そんな彼が、自分自身を主人公にして初めて書いたエッセイのタイトルを見た時、僕は、読んで字のごとく「狼狽えた」。
自分でも驚くほど動揺してしまった。
これが、理由。(「狼狽えた」り「動揺してしまった」“理由”は今は言えない。あしからず)
で、この本は、僕の書斎の机に置かれたままになっていた。
表紙のイルカ君と目が合って読み始めたのは、1ヶ月後になる。
それからというもの、何度も読み返している今、彼がこのエッセイを書いてくれたことに感謝している。
同じ時間軸なのに、まったく別な道を歩んだ彼を知ることによって、まったく別な人生なのに、彼と同じく分かち合えるものの大きさに、僕は喜びを感じる。
あらゆる年齢において、人生のターニングポイントを迎える季節がやって来た。
そんな人たちにとっても、このエッセイが語りかけてくれるものは、計り知れない。
是非、御一読を。
★お天気連絡★
日本列島、広い範囲にわたって雪が降るらしいです。どうか気をつけて。
受験生のあなたは特に。
- Masato Nakamura
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「ついに発表!0227シングル&DVDの愛称、決定!」
僕のハートがムギュッとされたのは、コレ!
決定の経緯
まず、このカキコにムギュッされた(ドリボよりコピペ)。
『くろれび おもいきりONE PIECEにあやかりますが、「レッツ、船旅!シングル&DVD」「02 レッツ」「27 フナ」というのはどうでしょうか?NHKのドキュメンタリーでも「デビュー当時を思い出す…」とおっしゃっていたので、いざ!出航!!という意味も込めて。 』
「02」を「レッツ」と読んだところが、とにかく秀逸。
うなりながら、即、吉田さんに電話。「いいじゃない!」とのお返事。
「じゃ、決定ということで」と電話を切る。
間髪入れず、吉田さんから電話。「レッツ船出!の方が、より良いかも」
「うわ!ホントだ!じゃ、今度こそ決定ということで!」
で、以下の方々(順不同)も、吉田さんと同じアイデアでビックリ。「くろれび」さん同様、花丸エスト大進呈!よくできました!
『ナカムラ38ers! 美和ちゃーん Let’s船出!「レッツフナ(0227)出!」0227に出る!ルフィ達の船が出る!シングル&DVDも出る!ど〜しても採用してほしいよ〜採用してくれるまで投稿しちゃうよ。美和ちゃんからも一押しお願いします*』
『みぷっぷ まささーん☆考えました(゜∇゜)!!「0(レッ)2(ツ)2(ふ)7(な)で」→「レッツ!船出!」なシングル☆でどうですか?ワンピースは海賊の映画だし、2008年最初のリリースなので今年も行くぞー!!の意味も込めて♪ 』
『pumpin-8518 はじめまして!!私も0227シングルの愛称を考えてみました!!前に書き込みされた方と重複しているかもしれませんが…①いのちづな(ちょっと無理あるかも)②酸素似な(これも無理かな?)③レッツ船出!以上の3本です☆いかかでしょうか!!?』
『ななな 初めてです!皆さんのメッセージを見てたら私も0227が気になって気になって…02(レッツ)27(フナ船)出、『レッツ船出』な、とかどうでしょう?ワンピースって船なイメージあるし、年明け一発目でスタートな感じで…無理ありますかね?…((((((^_^;) 』
『たけしまま まささん、もういっこだけいいですか〜 「0227」→
「レッツ!船出!!」はどうですか?』
『tamaママ まささん・・・おはようございます♪宿題!!考えてみました(*^^*)「02」→レッツ「27」→ふな ・・・で・・・ワンピースにちなんで 『Let’s 船出』 なんてどうでしょう? もしかしてもう出てる?』
たっくさんのすんごいアイデア、ありがとう。
じゃあ、みんなぁ、プリーズ もう リラックス シチマイナー DE ハヴァ ナイス ウイークエンド。またね!
★業務連絡★
センター試験中の受験生のあなた。
あなたなら、絶対大丈夫。
ゆったりと、どーんと構えて、
ぶちかましちゃって下さい!
- Masato Nakamura
- 12:12
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「0227は、意外と、ディフィカルトだねぇ。」
すんごい沢山アイデアもらってるんだけど、僕のハートをムギュッとしてくれるのには、あと一歩。ごめんねぇ〜。
もう一日、待ってみてもいいかなぁ。吉田さんにも、聞いてみようかなぁ。
そんな火照ったあなたの頭をリラックスさせるために、グリフィス天文台シリーズから、蔵出し写真をプレゼント(撮影&コピーライト:中村正人)。
なんか、写真見ながら深呼吸しちゃう自分が、ちょっとおかしい。
0227シングル&DVDのアートワークも、(中身と同じく)順調に進行中。
ドリ関係ではおなじみの鷲見 陽(スミ アキラ)さんが担当してるから、ステッキー完全保証。
DVDのパッケージを一言で表現すると(特に初回限定盤は)、「POPで凝ってる」。
シングルのパッケージを一文で表現すると、「ワンピース・ファンには、う〜〜〜ん、たまらんたまらん。ドリカム・ファンには、え〜〜〜、まじ〜〜〜、ここまでやって頂けちゃったの〜〜」。
あとちょっとで発表できるらしいので、待ってておくんなましましミズスマシ。
それじゃ、もうちょっと、頑張って考えようね!またね!
- Masato Nakamura
- 10:01
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「ただいま〜!」
東京、さぶいです。わっ、雪も降った!(なんせ時差で夜中の3時半から起きてます)でも、心はほっかほか。
なぜなら、0227リリースのライヴDVD、
のMAが、終了したから。
その、チェック用DVDが届いた(湯気、見えますぅ〜)。
ねぇ、すんごいね。PPSLから考えたら、約半年かかったプロジェクトだもんねぇ。
これでも、ちょう「巻き巻き&必死のパッチ」で作業したんだけど、やっぱりライヴ映像は、莫大な時間と莫大な費用が必要だ。
他のアーティストさんは、どんなふうにやってるんだろう。ウチだけがこんなにかかっちゃってるのかなぁ。僕の段取りや仕切りや態度や人間性が悪いのかなぁ。
DVDつくってると、いっつもこんな疑問で頭が一杯になる。
もちろん(ある意味で)こういうことは企業秘密だから、なかなか勉強させてもらうわけにもいかず、自分で検証&改善しなければならないんだけど。
ほんと、映像は、やればやるほど難しくなる。それほど奥がディープっつうことだよね。
さて、そんなわけで、みなさん、0227シングル&DVDの呼び方はもう既に考えてあるでしょうねぇ。
あれぇ〜。僕が“ロス”に行って日本を“ルス”にしてる間に考えとき“マス”って言ってなかったっけぇ〜(意味わかんねぇ)。
さあ募集しますよ!
「イイニク(1129)」や「オサレナ(0307)」や「ロックトウサン(0613)」や「天王山(1003)」に負けず劣らずの名案/迷案、おまちしてます。
ドリボやトラックバックに、「バシッ!(痛い!)バシッ!(痛いったら!)」カキコして下さい。ドント ビー シャイ。
「それでは〜、はじめぇ〜っ!」
心を込めて連絡
1月17日、阪神・淡路大震災から13年が経とうとしています。
折しもDWL1995の年。あのときの事が、今も鮮明に思い出されます。
亡くなった6434人の尊い命に、鎮魂の祈りを捧げます。
- Masato Nakamura
- 09:48
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今回のミーティングの成果は、いまのところ・・・。
「グッ!」な感じ。
日本に帰ってから、詰めなきゃならないこととか、専門チームにアドバイスをもらわなきゃならないことが沢山あるので、「花丸!」とはまだ言えない。
っつうことは、「花丸」なしでは発表できないので、もうちょっとドリブロガーへの報告はお預け。
すんません。
それにしても、滞在中のロスアンゼルスはいい天気だった。
週末は夏みたいな気候だったし、かなり気分転換になった。
でも、宿泊したホテルは、所謂エンターテイメント業界御用達のホテルなので、ゴールデングローブ賞のイベント中止を受けて、困惑顔の人たちで溢れた(なんせ脚本家組合のストライキはまだ続いている)。
ホテルのダイニングでは、朝早くから、エンターテイメント・ロイヤー(この業界を専門としている弁護士)とおぼしき人たちが、ビバリー・ヒルズでは珍しく、額にシワを寄せてひそひそ声でミーティングを繰り返していた。
そんな人たちを横目に、オムレツとターキーベーコンとトーストで幸せになってニコニコしている僕は、けっこう浮いていた。
さあてと、大好きな日本に帰りますか。
そういえばドリカムも、結成してからだと今年が成人式。デビューしてからだと来年が成人式。やっと大人になれたって感じ。
勝負は、これからです。
次の10年は(昨日も言ったけど)、必死のパッチで、でも、思う存分、めっちゃくっちゃ、ヤッチマイます。
それじゃぁ、のちほ。
- Masato Nakamura
- 09:56
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グリフィス天文台からのLAは
まさに、筆舌に尽くしがたいパート2。
だから、写真でご紹介。
足を伸ばすのがすっかり気に入った僕は、こんどは、4年もかけて改装&拡張工事をしたという、グリフィス天文台に行ってみた。
ここは、「70年近い歴史があるプラネタリウムの老舗(JPS日本プラネタリウム協会ホームページより)」みたいな天文台だ。
時間があまりなかったのでプラネタリウムを楽しむ事はできなかったが、夕焼けの中に徐々に浮かび上がって来るロスアンゼルスの街の明かりが見れただけで、大満足。
こんどは、きっと、彼女を連れてこようと心に誓う(のは、自由だよねぇ)僕だった。
日本では、沢山のみなさんが成人式を迎えたというニュース。
人生一回きり。30才までは思う存分、好きなように、でも全力で、ヤッチマッテ下さい(もちろん、この生き方は30才以降でも続行可)。
10年間積み上げたことが、必ず何かに繋がって来ます。今は無駄と思えても、目標が見えないままでも、やりたくないことでも、必死のパッチで行けば、必ずいつか実を結びます。
ドント ウォーリー! ビー 必死のパッチ!
さて、2回目の成人式以降、ますます必死のパッチ状態が激しくなっている僕は、「そろそろ実を結ばせないと、ちょっとマズイなぁ」なんて軽く焦ってみたりもする。
- Masato Nakamura
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ロスアンゼルス 思い出の場所巡りシリーズ その2
この坂を登って右に曲がると、サンセット・ブルバード。
ミュージシャンにとっては何回訪れても大興奮の町並み(ロック音楽史上有名な場所ばかり。タワーレコードが無くなったのはやっぱり寂しいが)を過ぎると、2002:monkey girl odyssey west coast-mixでライブをやったHouse of Bluesが右手にあった。
でもね、ここが思い出の場所になってはダメなんだよね。
また戻ってこなくてはダメなんだ。
世界中にドリカムの音楽を届けたいという願いの始めの一歩として挑んだ北米ツアー。
実は、まだ、諦めてないんだよね。
1989年にデビューした時に掲げた「グラミー賞をとる!(坂本教授のように)」っていうのと、「500万枚セールス!(宇多田さんはもちろん、B’zさん、GLAYさんなどが達成している)」という、僕の二つの夢(=目標)は、まだ全然叶ってないんだよね。
もちろん吉田さんは、ドリカムの音楽を一人一人の心に届けることを大切にしているし、グラミー賞だの枚数だの全然考えてない。
だからこそ僕は、そんな吉田さんの歌を、世界中の人に届けたいと思う。
で、結果として、グラミー賞だったり、500万枚だったりすれば、ほんと嬉しいのだけれど。
DREAMS COME TRUEという名前をつけた責任者の僕は、通り過ぎるHouse of Bluesの写真を撮りながら、決意も新たに背筋をピンと伸ばそうとしたけど、シートベルトに阻まれて、カメラを持つ手が激しくブレてしまった。
やっぱり今年の僕は、こんな感じなのかなぁ。
- Masato Nakamura
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夕焼けを見ながら
筆舌に尽くしがたい夕焼けを、写真でみんなに伝えられるなんて、ドリブログやっててよかったぁ〜。
このぐらいすんごい夕焼けは、こころの中にあるモヤモヤや、自分に対するイライラや、誰かに対するムカムカを、ぜーんぶ燃やし尽くしてくれる。
夕焼けを見ながら、僕の邪悪な心が、すーっとキレイになって行くのがわかる。
自然が描く壮大な芸術が、自分の捕われていることがどれだけちっぽけなことか、教えてくれる。
ミーティング、一歩づつ進んでます。
まだまだ沢山、乗り越えて行かなければならないことはあるけれど。
2008年のうちに、この夢が叶えば、こんなに嬉しいことはないけれど。
もちろん、いっぱい、頑張るんだけれど。
ロスアンゼルスから、またね! AND I LOVE YOU。
★業務連絡★
「グーン」のヨヨヨ様。かゆい所に手が届く系のナイス・フォロー、あっざーっす!
- Masato Nakamura
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ロスアンゼルス 思い出の場所巡りシリーズ その1
ミーティングだけでレコーディングがないと、意外と時間が作れることに気づいた。
少し足を伸ばして、思い出の場所に行ってみることにした。
1994年リリース「WHEREVER YOU ARE」のレコーディングで、初めて、僕の音楽の父(と、勝手に呼ばせて頂いている)である、MR.モーリス・ホワイト(Earth,Wind & Fire)と対面したホテル(写真中央)。
海を背にして、サンタモニカ・ビーチからの撮影。
当時、ミーティング・ルームで先にスタンバっていたのだけれど、Mr. モーリスが部屋に入って来るまでは、顔が引きつってしまうほど緊張した。
なんせ、僕が、憧れて憧れて、憧れ抜いて来た人だ。
こっちが余りにも緊張していたもんで、彼も少しナーバスだったような記憶がある。
しかし、一旦レコーディングが始まると、信じられないぐらい、一瞬にして二人は打ち解けた。
なぜなら、お互い、バンドを結成する前は、セッション・ミュージシャンとして働いていた経験があったからだ。
実際、僕らがおしゃべりしていた時間は、彼がレコーディングに使った時間よりも長かった。
僕にとってはまさに「至福の時」。
心を開いてくれた彼の言葉は、今でも僕にとって最高のアドバイスであり、音楽家として生きて行く上での道しるべでもある。
透き通るようなサンタモニカの青い空のもと、適度な湿気を帯びた海の風に吹かれて、音楽に対する強い気持ちを、改めて確認する僕だった。
★業務連絡★
「Mステ」『恋うたリクエストBEST111』で「LOVE LOVE LOVE」が、1位に選ばれました。トラバ、ドリボに沢山のお祝いのメッセージ、ありがとうございました。
- Masato Nakamura
- 09:15
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