じゃ〜ん!レコーディングをコンプリーテッド!
ヴォーカルも、ハーモニーも、バッキング・ヴォーカルも、ハンドクラップも、ゼ〜ンブ録音終了しました。
ハーモニーとバッキング・ヴォーカルだけで、45トラックも録ったのだ(そのうち、僕は7トラック)。
吉田さん、大奮闘&大健闘。いい歌、録れました。
スタジオの写真ばかりだったので、気分を変えて・・・。
JFK国際空港からマンハッタン島に移動する途中、走る車の中から、慌ててゲット。
朝もやで幻想的な、Verrazano-Narrows Bridge(ヴェラザノ・ナローズ・ブリッジ)。
右のポールが写っちゃったのが、おすぃー。
ニューヨーク市スタテンアイランドとブルックリンに掛かる、アメリカ国内では最長の吊り橋。
もう一枚は、僕のジョギング・コースの折り返し地点から見える、おなじみの景色(左にある「ドリブログの記事を検索:」に「自由の女神」と打ち込んで検索)。
ちなみに、エンジニアのゲンちゃんは、あれだけ僕がアドバイスしたにもかかわらず(ドリブログ20061023参照)、見事に乗るフェリーを間違えて、自由の女神に会えずじまい。
進行方向右側の手すりにしがみついて『なんか変だなぁ』と思いつつ、一人、「ニューヨーク恋物語」のごとく、マンハッタン島とスタテンアイランドを一往復。
「バカーーー!」
つまり、写真に写ってる「リバティ島」行きのフェリーには乗れなかったってこと。
ゲンちゃんも大奮闘&大健闘だったけど、おすぃー。
で、はい。もうお分かりですね。
いよいよミックスへと、駒を進めるのでござりまするぅ。
- Masato Nakamura
- 09:41
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この空間。
ジミヘンはもちろん、ローリングストーンズをはじめ、信じられないくらいの多くの偉大なアーティスト達が、偉大な音楽を創造したスタジオ。
不肖ドリカム、間違いなく音楽の神様がすみついてるこのスタジオで、あやかれるものはなんでもあやかって、0から1を生み出す作業に没頭している。
ニューヨークでは歴史ある大きなスタジオが相次ぎ閉鎖してる中(ヒットファクトリーも、ソニースタジオも、ええ〜ん)、ここが未だに現役で稼働していること自体、奇跡中の奇跡。
そんなわけで、この空間から感じる音楽の波動は、はんぱじゃない。
そんなエネルギーを、僕らの新曲に、ぜーんぶ注ぎ込みたい。
ひとつひとつのプロセスを大切に。
丁寧に、丁寧に。
でも、大胆に。
いよいよハーモニーの録音開始。
このピアノでコードを弾きながら、ハモるパートを一つずつ決めて行く吉田さんとアシスタントの僕。
時々、高校時代に友達が弾いてるのを横で見ていただけで弾ける様になった(!)クラシックの曲を、激しいアクション付きで演奏してくれて、僕たちを笑かしてくれる。
右下に写ってるのは、そのピアノに負けないぐらいの音量で「アソンデ!アソンデ!」と吠える「コイツ」。
★業務連絡★
今日の写真に写っているロゴ、装飾全ての権利はスタジオにありますので、写真、及びデザインのコピー、転用、転載は出来ません。
- Masato Nakamura
- 09:50
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ここが、吉田さんのヴォーカル・ブース。
声が響き過ぎない様に、床には絨毯(歌を歌う際に起こる、足音を消す効果もある)、回りには仮設のパーテーションを立てて、部屋自体のサウンド(業界では“鳴り”ともいう)をコントロールする。
パーテーションの上には、吸音のために、ベッドのマットレスが乗っかっている。
写真の左には、ハンドクラップを収録するためのセッティングが見える(「コイツ」はそのセッティングには含まれない)。
このスタジオが持つ“鳴り”(とくに反射音)が、筆舌に尽くしがたいほど秀逸。
その特性を最大限に生かして録音する。世界広しといえども、ココだけでしか録れないサウンド。
ましてや、ドラムなんか録ったら、あまりの音の良さに気絶します。
気絶したい人は、「ドリカムの隠れてしまった名作&なんでもっと宣伝しなかったの?バカー!」という呼び声が高い、全編英語詩、そのために全編アレンジやり直し、さらに全編オケを録り直ししたアルバム、「LOVE OVERFLOWS -ASIAN EDITION-」を聞いて下さい。
このスタジオで録音したアルバムです。
ってなわけで、吉田さん、大奮闘ケイゾク中。
- Masato Nakamura
- 09:48
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朝散歩してたら、
うちの近所、「木の花」がいっぱいあった。
日本でできなかったお花見が、ニューヨークでできるなんて。
しかも、桜があっちこっちにあったのだ。
『気がつかなかったなぁ』
新しいコンド(マンションみたいなもの)が、どんどこ建ってるんだけど、その前の歩道に木を植えるのがトレンドみたい。
『ひょっとしたら、法律で決められてるのかなぁ』
なんてったって、ここマンハッタンでは、コンドの前に街路樹があるというのは、そのコンドにとって大きなプラスアルファーの価値になるのだ。
季節的にもタイミングが良かったのか、あっちこっちに「木の花」があるのに気づいた。
僕は、花の中でも、木に咲く花が特に好き。
『うっとりだなぁ』
ちなみに、千葉の高校時代、入り浸っていたのが「木の花」(あれ?「花の木」だったかなぁ)という名の喫茶店だった。
『ニューヨークでその喫茶店を思い出すとはなぁ』
ヴォーカル録音、順調です。
- Masato Nakamura
- 09:55
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いやがる「コイツ」と、ツーショット。
ヴォーカル・レコーディング、休憩中の一コマ。
撮影は、僕のめっちゃムズカしいメロディーに、一度聞いたら心のひだひだに触りまくりの最高の詩を、神業のごとくのせてくれた、ドリカムのリーダー、吉田さん。
「コイツ」は、ほんとに迷惑そう。
カメラ目線の様に見えるけど、実は、目線の先にいる「かあさん」に、助けを求めているのに他ならない。
『マサ ニ ダッコ サレルノ スキク ナインダヨナァ』
な、なんてこと言うんだ「コイツ」は。
吉田さんの詩。ちょうちょうちょう、あちょちょちょちょ!ヤバいです。
メロディにどんな風にのせたらいいか口ずさみながら考えるんだけど、途中から泣けて泣けて、何回やっても最後まで辿り着かない。
それほど、ハートに突き刺さります。
それにしても、何度も言うけど、僕の書いたメロディー難し過ぎ。
『ダカラ マサノ キョクハ ヒット シナインダ』
な、な、ななちゃん、なんてこと言うんだ「コイツ」は。
『やっぱ僕は、曲書いちゃだめだなぁ』なんて反省しながらも、その曲に命を吹き込むヴォーカル・レコーディングのプロセスを見ていると、ドリカムである幸せと幸運に、感謝せずにはいられないのです。
『ダロウ? ワカッタラ ハヤク ボク ヲ オロシテ クレヨ』
そして、どんなにつれなくされたって、僕は「コイツ」が好きだ。
『ワカッタ ワカッタ。ジャァ スタジオ デ ボール ナゲテヨー』
吉田さん、ヴォーカル・レコーディングで大奮闘中!
★業務連絡★
そんな、ギャンバッてる吉田さんに、あなたからのメッセ募集します。励まし、告白、懺悔、報告、僕の悪口、なんでも結構。「ドリボ」の統一“話の種”は、「吉田さん、どないでっか?」。4946。
- Masato Nakamura
- 09:55
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ニューヨーク、Tシャツ一枚じゃ、さぶいぼ〜。
だからニューヨークの天気はあなどれない。
夕食時なんて、みんな、ダウン着てたもの。僕はすっかり油断して薄着だったので、軽くブルブル。
で、今回、吉田さんのために選んだマイクはこちら。
NEUMANN(ノイマン) M149 TUBEコンデンサーマイク。
今やヴィンテージ・マイクの王様のひとつ、NEUMANN M49 TUBE(現在、よいコンディションのものは入手困難)の現代版。
オリジナルと比べてしまうともちろん賛否両論だけど、僕的には充分満足のクオリティー。
とはいえ、日本で購入するとなると50万円前後の高価なもの(オリジナルのM49を中古で買うとウン百万したりする。ふぅ〜)。
金額が全てじゃないし、手頃なマイクだってそれなりに素晴らしい。
お金をかけて作った音楽が良いとは”絶対”思わない。
僕の場合マイクにこだわるのは、ただただ吉田さんのパフォーマンスを最高のコンディションで記録し、みんなに届けたいだけ。
贅沢と言われればそうかもしれないけど、この「贅沢な夢」のために必死のパッチで働いているのも正直なところ。
しかもその「贅沢な夢」は、みなさんに、たっくさんの正規のCDを購入してもらったり、たっくさんの正規のダウンロードをしてもらうことによって初めて叶う夢。
だからだからドリカムの音楽に、あなたの大切な大切なお金を使ってくれた事に、深く深く感謝しているのです。
ドリカムだけではなく、数多くの音楽家の将来のために、違法CD/コピー/ダウンロードの根絶に、どうぞみなさんの力を貸して下さい。
実際、音楽制作に一円も払わなかった人間が違法に巨万の富を得て、その音楽を多大な制作費と労力を費やして必死でつくった音楽家や会社には一円も還元されないという、最悪の事態がまかり通っています。
ね。とんでもないことですよねぇ。
あっ、時間だ。
てなわけで、もう直ぐスタジオに吉田さんが来ます。またね。
★業務連絡★
モバゲータウンにあそびに来てくれたみなさん、そして、モバにはちょっと向いてない、僕の頑固でナウくない文章をUPしてくれた、心の広いスタッフの皆さん。ほんとお世話になりました。たくさんの方にドリカムを知ってもらえました。ありがとう!またね。
- Masato Nakamura
- 09:56
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ニューヨーク、Tシャツ一枚で、だ〜いじょ〜び〜。
はい。そのとおりです。
僕はマンハッタン島の最南端近くにいます。
明日からここニューヨークで、ヴォーカル・レコーディング、ミックス、マスタリングと続くのです。
飛行機の中では、6時間の大熟睡。
映画も殆ど見ないほど、な〜んにもしない時間を思い切り楽しんだ。
雑誌を隅から隅まで読んだり、機内ショッピングのウインドーショッピング(?)したり、ラーメン(機内食)の麺を一本一本認識しながら味わったり。
こんなの久しぶり。
空の写真はもちろんゲット。でも、のちほ。
で、今回はこの人も一緒。
初ニューヨーク記念、めっちゃ興奮状態のゲンちゃん。
- Masato Nakamura
- 09:53
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マイク選び。
来るべきボーカル・レコーディングで使うマイクについて、激しく意見を交わす、僕とエンジニアのゲンちゃん。
日曜なんで、こんな感じのゆる〜い写真。
どんなにオケが自信作でも、吉田さんの歌がなければ、ライトセーバーを持たないジェダイマスターみたいで、へにょへにょ。
で、吉田さんの最高のパフォーマンスを引き出すべく、マイク選びに熱が入る。
いつだったかドリブログでも詳しく説明したけど、毎回同じマイクがいいとは限らない。
歌のテンポだったり、パフォーマンスだったり、キーだったりで、その都度最適なマイクが違ってくる。
だから実際試してみるまで分からない。
とはいえ、本番前に、マイク選びのためとはいえ、吉田さんに声をいっぱい使わせるわけにはいかない。
てなわけで、僕とゲンちゃんの意見交換が必要なのだ。
それにしても、ゲンちゃんがライトセーバー代わりに振り回してるマイク、ウン十万円もするヤツなんすけど。
『ビー ケアフル!』で、またね。
素敵な日曜日を。
- Masato Nakamura
- 10:03
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ギターのレコーディングだぜ。
どんなギターを録るか真剣に話し合う、僕と武藤さん。
まずはリズムものなので、クリーンなカッティングに向いているストラト系のギターをチョイス。
僕のリクエストで、アンプは通さないで、ラインで直録り。
武藤さんからカックいいフレーズが出て来たので、それを活かしながらアレンジを組み立てる。
次はオカズものなので、ちょいと工夫。
伝説のアナログ・エフェクター、イーブンタイドのハーモナーザーを使って、スペーシーなサウンドを作る。
プラグインでは表現できない、クールなサウンドが録れた。
最後は、アコースティックギターで、味付け。普通は考えられないようなアレンジを施す。
このアイデアが、吉と出るか凶と出るか、みんなの反応が楽しみ。
で、ギターの録音、無事終了。
武藤さん、グッジョブ!
データの整理があるんで、ここらで、またね。
- Masato Nakamura
- 10:16
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あの、自分では情けないと思ってるのよ。
でも、ゲンちゃんが「それ、ドリブログ的には、おいしくないっすかぁ」なんて言うもんだから、僕も『そうかなぁー』なんて思っちゃった。
ってなわけで、ベース・レコーディングの際に(実際は最中に)できた血豆(あるいは、内出血)。
ベース弦、ブリブリ言わすには、かなりの力が必要。
やっぱ弦だけじゃなく、ベース本体のボディーも鳴らさなきゃ。
で、リハーサル代わりに何回かブリブリ弾いてたら、なんか指先がいた〜くなってきた。
『おや〜』と思って指先を見たら、「あっちゃー、血が、血が、ががががが」
てなわけで、本番は、激痛にこらえながらのブリブリベース。
結構忙しいフレーズにアレンジしちゃったもんだから、指が弦に当たる回数も通常より多く、痛みが走るたびにそれを堪えようとして内股になってしまう。
『それって、練習不足の賜物じゃないんすか〜』と言いたくてウズウズしてるゲンちゃんを横目に、やっとこさ“完奏”。
こんな恥ずかしい裏話があっても、ま、いいか。
レコーディングは続く。またね。
★業務連絡★
花王AUBEのCM、始まったねぇ。またまた、梨花さん、美しいねぇ。
- Masato Nakamura
- 16:58
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- trackback(27)