「ぴあ」を持つ手に力が入る。
お忍びの姿で(供の者は、相当怪しい格好なので逆に目立つと言っている。しかも、隠れスターとしてではなく、ただの変な人として。)コンビニに入り「ぴあ」をゲット。
フランクフルトソーセージがどうしても食べたかったのだが、伴の者が急かすので、じっと我慢の「しとしとぴっちゃん、しとぴっちゃん。」
供の者がお金を払っている間、再び「るんるんるん。」を歌いながら(一度やってみたかった)ヤンキー座りをしてページをめくっていたら、ビックラこいて、つい声に出して言ってしまった。
周りの人から白い目の集中砲火を浴びながらも、興奮覚めやらず。
しかもドリカムは、DWL2007のお知らせ。
HIROさんと最初に共演したのもDWL。あれは1995年だったから、もう12年も前になるのだ。
ずっと進化(EVOLUTION)し続けるHIROさんとEXILE。端で見ていても、(こんなにビッグになったのに、)彼等の努力と根性と謙虚さは並大抵じゃない。
ドリカムも負けてはいられない。「ぴあ」を持つ手に力が入る。
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僕がアマチュアで自分のバンドをやってた時の一番の夢は、「ぴあ」にスケジュールが載ること。
初めてその夢が叶ったのは、たぶん28年前ぐらい。
数々の名演を送り出して来た伝説のライヴハウス「六本木ピットイン」の昼の部に、やっとこさブッキングしてもらえた時だと思う。(実力というよりは、ピットイン・ミュージックでバイトさせてもらった時のコネを使ったという噂もある。時効ですよね。)
ライヴハウススケジュールの欄に「中村正人(B)」と、自分の名前が活字になって印刷されているのを見た時は、嬉しくて嬉しくて飛び上がって喜んだ。
その気持ちは、今もまったく変わりない。
こうしてドリカムの情報が「ぴあ」に載るたび、またライヴが出来る喜びと、「よーし、チケット売らなきゃ!」という心地よい緊張感に包まれるのだ。
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先日もインタビューをしてくれた「ぴあ」の島田さんは、アーティストの間ではちょっとした有名人。
いつも熱いハートで接してくれる。
会うたびに、「彼をがっかりさせる作品作りやライヴは、絶対したくない。」と、妙に決意を新たにさせられる不思議な力をもった人物だ。