「いままで、まささんにはお話ししてなかったんですが・・・。」
見た事も無いような真剣な表情で、A嬢が話しはじめた。
「実はドリブログの書籍化にあたって『ドリブログ書籍化”実行”委員会』から一つ条件が出されまして・・・。」
「だから、日記風エッセイにするために縦書きにして、そのために時間があれば校正もやってるし、まだ何かあるの?」
「やはり出版のプロの方達の正直な意見としては、それだけでは商品力が弱いと。わたくしもドリカムのチーフ・マネージャーとして同意見でして、会社としても赤字にはできませんし、失敗してまささんの評価を落とすわけにもいかず・・・。」
「だ、だから、どんな条件を呑んだの?」
「最低2曲入りのCDを付けさせてもらいます。」
「な、なぬー!」
「ミュージシャン作家だからこそ出来るCD付き日記風エッセイという条件でございます。」
「え、ええー!」
「この方法以外、出版の実現はなかったのです。あんだけご自分で書籍化話を振っておいて、今更実力不足で出版出来ないなんて、これだけ応援してくださってるドリブロガーのみなさんに言えますか?ドリカムワンダーランド・イヤーなのに後僅かな努力ができないから夢を諦めたなんて、『夢かなプロジェクト』を楽しんでるワンダーベイビーズに言えますか?わたくし、まささんの事を思えばこそ、心を鬼にしてこの条件で決定したのでございます。」
「はぁ?結局、決定したのキミじゃない!」
「そうとも言えますわぁ〜、ほほほほほ。」
「でもスケジュールも無いし絶対無理。現在進行中のレコーディングで精一杯だし。」
「あの、レコーディングのスケジュール、よくご覧になりましたか?いつもと何か違いませんか?」
「あれ?予定曲数のわりには期間が長い・・・って、まさか!!!」
「はい、そこで2曲レコーディングして頂きます。ほほほほほ。」
「えっ!えっ!聞いてね〜よ!どっ!どっ!どういうこと〜!?」
つづく。
★業務連絡★
今日のドリブログ、内容に多少脚色あり。どの部分とは言わないが、腹黒い中村正人に騙されてはいけない(ここのところ、ちょっと油断してたでしょう?)。とはいえ、ハードスケジュールはまぎれも無い事実。
ドリカムのレコーディングは引き続き順調。今日はスーパー・スペシャルゲストを迎えて、完璧印の至福のレコーディング。この二人が一緒にいるのを見てると、「あー、音楽やってて本当によかったなぁ。」と心の底から思う。全てに感謝。ありがとう。
Thank you!!! My master, Mr. David T. Walker!!!