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ドリブログ ARCHIVES

「うわ〜い!どぅわいちゅきなブリャスゥ・レコァディングどぅわ〜。」


前にも言ったかもしれないが、ニューヨークに着いて一週間は、日本語も英語もひどい状態になる。つまり、自分でも何を言っているのか分からない状態が暫く続く。

英語で考えてるのに日本語でしゃべり始めてたり、英語の文法で日本語が出て来たり、もう頭の中は大混乱。バイリンガルの人はすごいなぁ。

愛の告白のメールしてる時も同じだ。英語の文を延々ローマ字表記で書いていたりする。例えば、「I love you.」 を 「Ai labu yuu.」ってな具合。

でも、音楽する時は、でぃや〜じゃ〜びゅ。音楽は世界共通の言葉だからね。




で、今回の最後のレコーディングはブラス。

左から、トロンボーンのOzzie、トランペットのBarryとご存知Greg、一番右がサックス(バリトンも演奏してくれた)のDave。

全くの偶然なんだけど、タワー・オブ・パワーの卒業生が3人もいた。
ってことは、息が合ってるなんてもんじゃない。どんなふうに吹くか軽く打ち合わせただけで、4人のアーティキュレーションはビッタし。一人一人の一音一音が”鳴ってる”もんだから音が輝く輝く。音量がどんなに小さくても、他で楽器がガンガン鳴っていても、クッキリスッキリ、ブラスセクションの音が映える。

これなんすよ。僕の求める音は。上手いにこしたことは無いが(もちろん彼等は激上手い)、勝負は音そのものなんすよ。最高の”音”をひとつひとつ重ねることによって「ドリカム品質」が可能になるんすよ。

ところでこっちの天気はめちゃくちゃで、昨日半袖だったら今日はセーターみたいな真夏と真冬を行ったり来たり。ピーカンだったり土砂降りだったりで典型的なマンハッタンの天気でやんなっちゃうよ、とニューヨーカーたちはぼやいている。

サブウェイ・シリーズの真っ最中で、やっぱりニューヨークは大盛り上がり。このスタジオでも「ヤンキース・ファン(江戸川)とは一緒にご飯を食べたくない!」なんてドイヒーなことを言うメッツ・ファン(中村、吉田、ブライアン)続出。ちなみにボストン・レッドソックスのファン(エド)は全く興味ない様子。

「やっぱりニューヨークは、おもひょりょい〜。」