「色校、上がって来ましたよー!」
A嬢が珍しく興奮気味にスタチャに駆け込んで来た。そして、ダイニングテーブルいっぱいに刷りたてホカホカの色校(印刷をする前に発色の確認をするためのもの)を広げた。
「この写真も、この写真も、ねえ、もう、ほんと素晴らしい写真ばかりでしょ〜、ほほほほほ」
ワッツインの小野瀬さん入魂の224Pもあるドキュメンタリー写真集
「DREAMS COME TRUE WONDERLAND 2007at The National Stadium」
(ソニー・マガジンズから1212ON SALE)のお話。
ちょうど休憩でスタジオから出て来たエドさんも、食い入るように写真を見ている(しかもエドさんが写ってるのも発見)。
「ちょっと、エドさん、素敵でしょう。もっと見て下さい!これも、これも、これも。」
A嬢をはじめうちのスタッフ(特に新人のルルドゥ)は、英語なんか関係ないとばかり、エドさんにいつも日本語で話しかけている。
エドさんもそんなのまるで気にしてないようで、当たり前の様に英語で答える。
「ワオー!グレイト ピクチャーズ!アメイズィング!」
「でしょう!ほほほほほほほほ」
ふとA嬢を見ると、目に涙を一杯ためている。
そう、この写真集は、A嬢にとっても我が「ちっちゃい会社」にとっても、大切な大切なプロジェクトだったのだ。
ドリカムの写真集はほんとうに暫くぶりだ。吉田さんはもちろんのこと僕もいっぱい写っていて不思議な感じ。
『だよね。僕もドリカムだもんね』
なんだか変な言い方だけど「今でもこんな素晴らしい写真集を出してもらえるなんて、ドリカムは幸せなバンドだなぁ」と、言葉では表しにくい嬉しさが、じわじわっと体の隅々に広がる。
どれもこれも、その瞬間を捉えてくれたカメラマンの方々に感謝せずにいられないような貴重な(僕には奇跡にも思える)写真ばかり。
そして、
オープニングで登場する直前の吉田さんの姿を、この写真集で始めて見た。
僕も泣きそうになった。
★業務連絡★
昨日のドリブログでウソついちゃいました。「AND I LOVE YOU」関連のお知らせは明日以降でした。全て自分の責任だと(反省してるフリをして)A嬢本人は言っております。どうぞご勘弁を。