「9!そうだ!スタジオ変わったの、まだ、言ってなかったよね。」
久しぶりに(確かLOVE OVERFLOWS以来だから4、5年ぶりかなぁ)ダウンタウンにあるElectric Lady Studiosに戻って来た。
僕にとって、このスタジオは、特に思い入れが強い。
もちろんジミー・ヘンドリックスのスタジオとしてスタートし、数えきれないほどの名盤を生み出したスタジオとして世界的に有名なんだけど、なんてったって吉田さんの初のソロ・アルバム「beauty and harmony」
を録音した思い出深い場所なのだ。
7年も掛かってやっとこさどうにかロンドンでの仕事に慣れてきた僕にとって、吉田さんがニューヨークに行きたいと言った時はすんごく動揺した記憶がある。
だって、ほら、何度も言うけど、僕、究極の出不精でビビリでしょ。ロンドンで仕事するのでさえ痩せ我慢の連続だったのに、あの”恐ろしい”
ニューヨークで仕事をしなければならないなんて、考えただけでもゾッとしてたんだ。
しかも当時、DWL1995の音源のミックスのやり直し(やり直しなんて最悪の状態に至った訳を話したくても話せない所が辛い。)を同時進行してたもんだから、昼間はアル・シュミットやハービー・メイソン、チャック・レイニー、デヴィッド T.などの大御所達とチョーキンチョー&ストレス全開のレコーディング。その後、夜中に徒歩で8丁目から40丁目ぐらいまで一人で移動して(今考えるとちょっと恐ろしい)マイク・ピラとライヴのミックス。朝方終了してホテルに戻ってからその日にやる曲のアレンジ作業(あれ?いつ寝てたんだ?)なんて毎日だったから、残念ながら辛い思い出しかない。同時に”火事場のばか力”ってほんとうにあるんだなぁ、なんて妙な自信をつけた日々でもあった。
でも、ニューヨークで本当の”辛さ”を知ったのはそれから2年後の話になる。
つづく(かどうか未定。)
★業務連絡★
みんなの呪文がどんどん効いてるのか、ロックトーサン・シングル「きみにしか聞こえない」が発売(0613)前なのにOSAKAN HOT 100と
TOKIO HOT 100にチャートインしたという嬉しいレポートがドリブロガーから届いた。我らがDCT recordsのアーティスト、LOVEさんの「過ちのサニー」が配信開始後、OSAKAN HOT 100にチャートインしたのを皮切りに、今度はunderslowjamsさんの「zionの森」が、
DCT records"PIZZA"発売後に
TOKIO HOT 100にチャートイン。沢山のリクエスト、これからもよろしくです。「エコエコ・デナンミ・ビナトスエクリ〜。」