5月病ならぬ、2月病。
うわ〜、海に行きたい!砂浜で居眠りしたい!プールに後ろ向きで飛び込んで自分で自分の写真撮りたい!
で、「バッシャ〜ン!」
どんな症状かというと・・・。
南の島の記憶が、瞬きで目をつぶる一瞬に蘇る。まるでフラッシュバックのように。
整理できないでたまりにたまった写真の中から、南の島系の写真を全部取り出して、部屋を埋め尽くすほどまき散らす。
その真ん中にドカンと座り込んで、大きく深呼吸。
写真から溢れ出る、砂浜を渡る風の匂い、それに揺れて擦れ合う木々、朝早くから「ホッホー、ホッホー」と鳴いてすっかり目覚まし代わりの野鳩、プールから溢れる水、遠くで砕ける外海からの波、ぬるくなったビール、食べかけのバケットとチーズ、水平線の彼方に光る稲妻、風にめくれる本のページ、シャワーを浴びてもなかなか落ちない白い砂、その日の収穫の貝殻、あっという間に乾くTシャツ、まどろむ二人(あくまでもイメージ)。
「ふぇ〜」
重傷です。