台風が横を通り過ぎた街の空。
こんなに、きれいでした。
みなさんの街は大丈夫でしたか?
さて、
昨日の「中村正人の悪巧み」について、補足を。
再度申し上げますが、インスト集といっても、「よしだみ」の歌の代わりになにか楽器がメロディーを奏でているわけでも、新しく録音するものではありません。
『DIAMOND15』以降のオリジナル作品で、「よしだみ」の歌やバッキングヴォーカルが入っていないものを、この場合「インスト」と呼んでいます。
ドリのミックスの場合、様々なケースを考え、四つのバージョンを落とします(プリントします)。
1. メイン・ミックス
所謂みなさんが聞いている、CDのマスターとなるミックスです。
2. メイン・ミックス ボーカル1デシベルアップ
これは、マスタリングをして高音と低音が強調されたり、圧縮がかかって、ボーカルが埋もれることがあるので、念のため「歌もの」のレベルを1デシベル大きくしてプリントしたものです。
3. TVミックス
バッキングボーカルやハーモニーは入っているが、「よしだみ」のリードボーカルが入っていないMIX。イギリスやアメリカではテレビ出演の際このミックスを使うことが多かったので「TVミックス」と呼ばれ始めたそうな。所謂、日本や世界で言う「カラオケ」がこれに当たります」。
4. インストミックス
「TVミックス」からさらにバッキングボーカルやハーモニーなどの「歌もの」をミュートした(オフにした)、純粋に楽器だけからなるミックス。
なぜこれらのミックスを次々にプリントしていくかというと、オリジナルで完成したミックスは、ドリのようにアナログとデジタルのシステムを併用している場合、そのミックスを後日なり別なスタジオで完璧に再現(リコールと言います)は、ほぼ不可能だからなのです。
ですから、ミックス終了後、完成したミックス「1」の「歌もの」を1デシベル大きくして 「2」をプリント、再び「歌もの」を1デシベル下げて「1」の状態に戻してからメインボーカルをミュートして「3」をプリント、さらに残った「歌もの」を全部ミュートして「4」をプリントするのです。
今回の「中村正人の悪巧み」に収録しようとしているのはこの「4」ということになります。
ちなみにドリのポリシーに、「絶対にオリジナルのカラオケ(「3」のTVミックス)は発表しない」というものがあります。
これはデビューの時からのもので、僕らの「こだわり」です。
もちろん他のアーティストに対するものでは全くありません。
とにかく僕らの「こだわり」です。どうか誤解のないようにお願いします。
(アーティスト名「ドリームズ・カム・トゥルー」『わすれものばんちょう』と「アンドレ中村とオホーツク・ボーイズ」『せつなくて〜オホーツクにたたずむ男〜』を除く)
はあ、疲れてしまいました。
んじゃ。