1130は、ドリのNEWアルバム、発ゲの日。
この日がついにやって来たのです。
もうドキドキで、夕べから眠れません。
1年と8ヶ月の制作を経て、この日を迎えます。
しかし、今回もCDアルバムという形で発表する僕らの音楽は、実はこれから、大変な道程を歩んで行かなければなりません。
この作品の存在をできるだけ多くの人に知ってもらい、手に取ってもらわなければなりません。
もちろん、一曲一曲楽しんでもらうことになんの抵抗もありません。
一曲一曲好き嫌いを言っていただいても結構です。
でも、CDに収録した形で聴いてもらえると、何十倍もその一曲一曲力が増し、何百倍も輝く音楽作品に仕上がっていることが分かってもらえると思うのです。
絵画も写真も映画もそうであるように、いちど見たり聴いたりしただけではその作品の本質がわからない時があります。
僕自身、自分の理解力の至らなさから、そんな経験を数えきれないほどしてきました。
もちろんポップス音楽を生業としてるからには、理屈無しに楽しめる音楽、一聴しただけで伝わる音楽を提供するのがあたりまえでしょう。
そんなことを重々承知の上、あるいは僕自身が言い続けて来たにもかかわらず、あえて御願いします。
CDアルバムとして、アルバム一枚をひとつの作品として「LOVE CENTRAL」を聴いてほしいのです。
重箱の隅をつつくように、噛み砕くように、一枚の絵を一日中見続けるように、聴いてほしいのです。
正直、このアルバム、一回や二回聴いただけでは見つからない仕掛けや暗号、様々な真実が満載です。
小説で言えばダン・ブラウンの一連の作品に似ているかもしれません。
表面は軽やかでポップですが、その下には幾層もの真実や思想、長い間人々が求める答えのヒントが隠されています。
どうかそのひとつひとつを紐解き、吉田美和がポップな言葉に隠した真実を見つけ出して頂きたい。
その時あなたは、あなたの中にある“愛”の巣窟を実感するはずです。
ドリの最新アルバム「LOVE CENTRAL」。
一生ものです。