東京の空は晴れ渡り。
でも、寒いねぇ。
20120112も、なんかいい数字だなぁ。
この空が、僕の多くの親戚が暮らす福島や
東北のまちまちと繋がっていることを忘れ
ることは無い。
北関東や長野、奈良や和歌山だってそうだ。
多くのスタッフや音楽仲間の出身地であり
、かれらの家族が、ともだちが、大切な人
々が暮らしている。
そうやって空繋がりで考えると、あたりま
えだけど、地球上全てのひとびとは、同じ
空を見上げながら生きてるのだ。
空はまあるくて、1ミリの隙間も無く、僕
らをつつんでいる。
そんなことを考えていると、日常に追われ
て忘れがちな大切なことを思い出すことが
出来る。
それは、
ひととして、正しく生きるなんて、まずま
ずできっこない。
もともと「正しく生きる」ってなんだ?
70億人のひとがいれば、70億通りの「正
しさ」があるはずだ。
でも、70億人それぞれが「正しさ」をふり
かざして主張しあえば、こりゃもうどうに
もならない。
「確かに自分は正しいと思うことは大切だ
。それを主張しそれを基準に発言行動する
自由も権利もある。でも・・・」
この「・・・」の部分を911以来、さらに
311以降ずっと考えている。
いまのところ、そこには、「ひとを思いや
るこころを忘れたくないよねぇ」という表
現が入るんじゃないかなんて思ってる。
どんなに自分が正しいと思っていても、ど
んなにそれを表現する自由や手段が与えら
れているとしても、自分の「正しさ」がひ
とのこころを著しく傷つけたり、損害を与
えたりすることは決して少なくない。
で、僕はぞぞっとするのだ。
なぜなら、僕も、そうとうやっちゃってる
のだ。
今日一日、僕の存在が誰かの笑顔になりま
すように。
ただ、現実、「正しさ」のために戦場で戦
うひとたち、戦場のようなところで愛する
もののために生きて行かなければならな
いひとたちを「思いやる」と、僕の答えは
、また、遥か彼方に遠ざかってしまうのだ
けれど。