ツアーは、ピンスポットが命。
それにしても、なになになに?
この地上11メートル上空に浮いている鉄
骨は?
ステージセット?宇宙船?
いえいえ、ピンスポット軍団が、セットリ
ハーサルのために乗っかるピンスポ台なの
です。
乗り降りするだけでも超たいへん。
ヘルメットかぶって、命綱(安全帯)つけ
て、安全確保に万全尽くして、自力で上り
下り。
自力よ、自力。
ほっそーい、ぐらぐらゆれまくりの、サル
梯子(え?サルバシゴ)で。
レスキュー部隊じゃないし、登山でもない
のよ、ピンスポ軍団。
しかも、一度上ってしまったら、何時間も
おトイレにも行けないぐらいの過酷な労働
条件。
暑いとか、寒いとかなんてもなんのその。
甘ったれには絶対出来ない、プロフェッシ
ョナルな仕事。
本番となれば、もっと高い地上何十メート
ルのピンスポ台から、100メートル近くは
れた、小猿のように動き回るよしだみを、
狙い照らし続けるのだ。
そんなピンスポ軍団12本を率いるチーフ。
その名は、井上伸文。
ちなみに、ツアー機材ハウマッチで、ピン
スポ一台、300万円なり。
掛けること12本で、3600万円。
ふ〜。
他のセクションもそうなんだけど、みんな
が思ってる所謂「照明」という分野。
実は、一日ではとても語り尽くせないほど、
多くのセクションに分かれているのだ。
今日は、とにかく、このピンスポ台の存
在だけで、びっくらこいててくださいな。
そんなわけで、「FANCL presents ウラワ
ン」まで、あと9日。