大入り「茶」A面
もちろん、このマーク。
「ワルクマ」のデザインにもいろんな候補
があったんだけど、よしだみが「これいい
んじゃない!」といったのがこの「ワルク
マ」。
ドリカム関係ではおなじみ、アンテナグラ
フィックベースの鷲見さん書き下ろし。
鷲見さんはグラフィックディレクター/デ
ザイナーで、イラストレーターではないん
だけど、ドリカム関係は力が入り過ぎて自
ら「ついつい」描いてしまうと言ってます。
その結果、名作は数々あれど、2004年に
発表した、
「LOVE OVERFLOWS -ASIAN EDITION-」
のイラストは、秀逸。
アルバムの音の世界感が、それこそ世界中
の音楽ファンにアピールできるものを目指
しての、手仕事。
このアルバムは、僕らにとっても思い出深
いので、しょっちゅう聴いてるんだけど、
アートワークとのコンビネーションがあま
りにも良過ぎて、うっとり。
以前、ドリブログで言ったことがあったか
なぁ。
このアルバムに収録されている、
LOVE OVERFLOWS -「しあわせなからだ」
ENGLISH VERSION DCT MIX-
は、当時ドリカムが契約していたアメリカ
のレコード会社の、いっちばんえらーい人
が、ロスの本社ビルのいっちばーん高いと
ころにある社長室で、全世界発売において
トップ5プライオリティー(つまり、その
レコード会社の何万曲とある候補の中から
「イチオシの曲」5曲のうちの一曲?!)
を約束してくれて、僕らもそこに辿り着く
まで何人ものプロデューサーに「やり直し
!やり直し!」と言われ続けて2年以上費
やしてたもんだから、その苦労が遂に報わ
れたとそれこそ大喜びで、その社長にハグ
してキスして感謝してシェイクハンドして
、喜び勇んで日本に帰ってきたら、突然そ
の社長が辞めてしまって、トッププライオ
リティーの約束も、アメリカでの契約もな
にもかもが一瞬のうちに一方的に白紙にさ
れてしまったという、ほろ苦い(いや、激
苦い、「どん底」で「ど悲しい」、「ど立
ち直れない」の絶望感を味わった)思い出
のある曲。
このアルバム自体も消滅寸前だったんだけ
ど、2年間掛けて作り上げたあまりにも愛
おしい作品なので、日本だけでもというこ
とで、のちのちリリースしたのでした。
めでたし、めでたし。
いまでも「このアルバムを世界の人に!」
という夢は諦めていません。
だから、ニッポンノミナサンにも是非聴い
て頂きたい!
「LOVE OVERFLOWS -ASIAN EDITION-」
UPCH-1333 ¥2,940(tax in)
ただいま開催中の、
「FANCL presents
裏ドリワンダーランド2012/2013」
の会場でも手に入ります。
この機会に、よろしく哀愁ゲット。