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ドリブログ ARCHIVES

フェーダー。

これ、ミキシングコンソール(ドリブログ
2013.03.03参照
)に何十本もあるフェーダー
のうちの一本。

ここを通してよしだみのヴォーカルをMIXの
中にいれるんだけど、レコーディング業界的
には、「このフェーダーに、よしだみのヴォ
ーカルを立ち上げる」と表現します。

最近ではパソコンの画面上のヴァーチャル・
フェーダーに「立ち上げる」ことが一般的に
なったので、なかなかこういう写真は貴重か
も。

しかも、テープのうえに「MIWA」って書い
てあるし。

もちろん直接デスクに水性マジックで書いて
もいいんだけど、こうやって隅から隅までな
っがーくテープを貼って、そこに各フェーダ
ーに立ち上げた音の名前を書くのが一般的だ
った。

このテープを丁寧にはがして壁に貼っておけ
ば、この曲の作業に戻る時(次の曲にいっち
ゃうと「立ち上げかた」はまた変わっちゃう
ので)またいちいちフェーダーごとに書く必
要がないから便利だったのだ。

フェーダーの横に貼ってあるのは、音量をメ
モするため。

特にヴォーカルの音量は、ほんの僅かに上げ
たり下げたりするので、メモっておくことが
必要なのだ。

この場合、25番のフェーダーに立ち上げてる
んだけど、リードヴォーカルはMIXデスクの
センターちかくに立ち上げる。

これ、左右スピーカーのセンターにちかいポ
ジションなので、よりMIXの状態が判断し易
い。

「group」が「6」になってるのは、リード
ヴォーカル含むヴォーカルもの(ハーモニー
とかバッキングヴォーカルとか)のそれぞれ
のフェーダーを「group6」のフェーダーに
従属させると、複数のヴォーカル・フェーダ
ー達をそのままのバランスで、オケに対して
一本のフェーダーで調節できる便利な機構。

僕が何言ってんのかわかんなくても、「MIX
っておもしろいなぁ」と思ってもらえたら幸
せ。

台風、引き続き最大の注意を。

僕も今日、屋根に登って排水溝のゴミをとっ
たり、風で飛びそうなものを完璧に片付けま
した。

どんな小さなものでも、暴風に飛ばされた物
体は凶器となると教えられたので。