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MASA BLOG

吉田美和歌詩集 TEARS、発売決定だ!

待ちに待っていた朗報。

11月20日(金)新潮社から全国書店で発売 。

一冊の歌詩集として

優れているのはもちろんだけど。

もうひとつの醍醐味は、

吉田美和が自身で唄う歌詩として分類した

私のドリカム』での
「LOVE」「TEARS」「LIFE」と、

豊﨑由美氏が書評家として分類し、

メロディーからも歌唱からも切り離された

吉田美和歌詩集
「LOVE」「TEARS」「LIFE」の

セレクトの違いを見ることなのだ。

この違いこそ、まさに、

吉田美和の紡ぎ出した言葉の深さと重要性

を意味する。

豊﨑氏が、

吉田本人も気づいていない詩の持つ意味

(人々に作用する力と言ってもいい)

を暴いたということだ。

吉田の詩は、

歌うための一次的直接的な目的だけではなく、

時を超えて、人々の心を揺さぶり、

時には強くインスパイヤーするという

二次的な目的も、生まれながらにして

備えているということなのだ。

どんな記録媒体も、いまのところ、

「石」や「紙」などに、

刻まれたり、書かれたり、印刷したり

したものよりも長く存在したものはない。

しかも、

それらの文字は、

データを取り出すハードの必要もない。

ハードですらそうだ。

1000年の実績を持つハードなど

未だかつて存在したことは無い。

吉田美和の歌詩を、今の時点で

書籍という記録媒体に定着させることの

意味は限りなく大きく、とても重要だ。