「ほんとに、ほんとに、寂しいね」
とは、大阪から東京に移動する間の吉田
さんとの会話から。
我々にとって、「ザ・ピーナッツ」は、
日本のポップス界においての永遠のスー
パースターであります。
ものごころついたころから毎日のように
耳にし、口ずさんでいたのは「ザ・ピー
ナッツ」のお二人の大ヒット曲ばかりで
した。
「ザ・ピーナッツ」が生み出した楽曲や
スタイルが、我々の音楽のDNAに深く
刻まれていることは疑う余地もありませ
ん。
表現として感情を豊かに織り込みながら
も、音楽的には完璧なお二人のハーモニ
ーは、世界的に見ても、突出したクオリ
ティーのポップデュオでした。
テレビや映画においても、お二人のMC
スタイルやパフォーマンスは、当時日本
に大きな影響を与えていたアメリカのエ
ンタテイメントに全く引けを取らない
スタイリッシュでクールなものでした。
特に私は、ディープに怪獣映画と共に育
ったので、「モスラの歌」を歌うお二人
にたいする憧れは相当なものでした。
実は「FUNK THE PEANUTS」は、
まさに、「ザ・ピーナッツ」に憧れ、
大尊敬している私たちのお二人にたい
する深い感謝の気持から生まれたプロ
ジェクトなのです。
2012年に亡くなられた伊藤エミさんに
つづいて、去る5月18日に伊藤ユミさん
が永眠なされたというお知らせを頂き
ました。
吉田共々、
心からお悔やみ申し上げます。