「ちょこっと」
ここで、あまりにも突然ですが、
写真に写した彫刻はどのくらいの大きさでしょう。三択問題です。
答えは3秒後。
それでは、正解です。 Aの、3cmでした!
簡単だったかなぁ。それにしても、こんな小さいのに細部まで良く出来てるので、ビックラこいてため息がでた。
ギリシャ時代に作られたとされる純金製のイヤリングだそうだ。手に持っている琴らしき楽器の弦一本一本まで精巧に表現されている。
これが、2500年から3000年前に作られたかと思うと、かなりビビります。
作者の名前は知れずとも、この作品は、これからも見る人々の心を永久にロックする。
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アップタウンでの仕事が目白押し。
ダウンタウンからの移動は、ニューヨークの交通事情を考えると、ちょいと気が重い。なんてったって59th Streetを境に、上り線も下り線も全く動かない。自家用ジェット機とはいえ、どうにもならない。
ただ、悪い事ばかりでもない。その辺りは有名美術館も目白押し。仕事の合間に「ちょこっと」立ち寄ることも可能だ。
今回は、メトロポリタン美術館に「ちょこっと」。
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この美術館は「1870年にロックフェラー、モルガンなどの大富豪によって設立された、世界で最大級の美術館。200万点以上の膨大なコレクションを誇る。」(JAL GUIDEより。)んだそうだ。
1日あたり100点の作品を鑑賞して行ったとしても、実に2万日、約55年かかる計算になる。
だいたい1日100点の鑑賞だって無理だ。一つ一つがとてつもなくすんごくて、気付くと10分ぐらいそこに立ち尽くしているなんて、ざらだ。
遂には展示物に圧倒されて、頭痛と吐き気がしてくるほど、インパクトが強い。
ましてや、(下世話で申し訳ないが、)収集した大富豪達の「お金持ち具合」に考えが及ぶと、インフィニティ記号をじっと見つめた気分になって、へなへなと座り込んでしまう。また、ちょうどいいところにベンチがあるのが、この美術館のすんごいところだ。
だから僕は、「美術館は『ちょこっと』立ち寄るに限る。」と、確信している。
というわけで、今回も、命からがら美術館から逃げ出して来た。
★業務連絡★
そろそろ「冬のナニのナニ」に動きがあるはず。
楽しみにしてた人には、「お待たせしましたー!」。何の事か分からない人には、今直ぐ「クリーック!」。