「レッツ船出!(0227)シングル」大特集 第二弾!
東京は雪でてんやわんやだったけど、まずは、前回までのお話(なんかドラマ「24」みたいで、ジャック・バウアーな気分)。
「ドリカムのNEWシングル「またね featuring ルフィ,ゾロ,ナミ,ウソップ,サンジ,チョッパー,ロビン,フランキー,ヒルルク,くれは」(映画「ワンピース エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜」主題歌)リリースまで、あと3週間・・・。
僕の中ではすでに名曲となっている「またね」。この曲のアルバム・ヴァージョンを、昨年末リリースしたばかりのドリカムのNEWアルバム「AND I LOVE YOU」に収録できたのは、まさに、「冬に咲く、奇跡の桜」のようなものだったのだ。
尾田栄一郎さんとONE PIECE映画スタッフの“大きな心”なくしてはありえなかったのでした・・・。」
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「またね」は、1000%映画「ワンピース エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜」の主題歌として書いた曲。
言い換えれば、主題歌のオファーを、尾田っちからいただかなければ、吉田さんに降りてこなかっただろう楽曲なのね。
エンタメ業界で言う、いわゆる“タイアップ”とか“コラボ”(うちのチームもこの表現を使ってるけど)とかとは、ちょっと違うんだなぁ。
もっと、ディープで、ガッツリで、合体で、「麦わら一味」の一員としてってな感じ。
映画「ONE PIECE」のために書いた、映画「ONE PIECE」の主題歌(だからいつか、理想としては、ほかの名曲主題歌の様に、学校の遠足のバスの中で、あるいは、希望にあふれながらも辛い別れがある卒業式で、みんなに歌ってもらえたら最高なんだけど)。
すんごかったのは、この話(オファー)を聞いて、一日と経たずして、吉田さんの頭のなかに「またね」が鳴り始めたという奇跡。
「まささん、もう曲、できて来ちゃったよ」
「うひょ〜!すんげ〜!」
ってなわけで、アレンジ開始。僕も負けじと一日にしてヒップホップなアレンジを完成。
「吉田さ〜ん。自信作なんだけど、どうかなぁ?」
「う〜ん、違うなぁ。なんかねぇ、この曲が完成したら、私たちにとっても、すごく大切な曲になりそうなんだよね。『何度でも』
と同じくらい。だからアレンジも、ロックな感じが聞こえるんだよねぇ」
「え〜!だってこの前、またロックな曲やりたいって言ったら、ロックは『何度でも』で封印って、吉田さんが言ったんじゃない〜」
「でも、この曲は、特別なの」
その一言で、最初のアレンジをさっさと捨てて、リアレンジ開始。作業を進めていくうちに、吉田さんと僕の心の中に、ふつふつと強い気持ちが湧き始めた。
『この曲、絶対、名曲になる。だから、絶対、次のアルバムに収録したい!』
でもそれは、普通だったら叶わぬ夢。
だって、「ワンピース エピソード オブ チョッパー プラス 冬に咲く、奇跡の桜」の公開は2008年の3月。つまり主題歌であるこの曲をリリースするタイミングも、その近辺。これ、エンタメ業界では鉄則で常識であたりまえ。
その一方、僕らが目指していたドリカムのNEWアルバムのリリースは、2007年のクリスマス前。次のアルバムまで待つとなると、1年先か、2年先か、さっぱりわからない。
『うわ〜、ミッション インポッシブルぅ〜!』
で、僕、無理は承知&ダメもと&業界の掟破りで、尾田っちと映画スタッフのみなさんに、取締役M嬢を通じて(自分で言う勇気がなかったので)お願いしてみた。
「是非、アルバム・ヴァージョンを作らせて下さい。そして、それをシングルより先に発売するNEWアルバムに収録してもいいですか?」
答えは、なんとぉー、「いいですよぉ〜」
ね、だから最初に言ったでしょ。「またね- ALBUM VERSION -」を、NEWアルバム「AND I LOVE YOU」に収録できたのは、尾田栄一郎さんとONE PIECE映画スタッフの“大きな心”なくしてはありえなかったって。
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さて、そのオリジナル・ヴァージョンである「またね featuring ルフィ,ゾロ,ナミ,ウソップ,サンジ,チョッパー,ロビン,フランキー,ヒルルク,くれは」(うっひゃ〜、それにしても長いタイトルだよね)の制作の裏に隠された“お宝話し”は、また来週。尾田っちのアイデアが、アレンジのいろんなところに生かされています。
ドント ミス イット!またね!
★業務告白★
尾田っち〜。僕はナミさんが、やっぱり好きだ・・・。
それにしても、「全国の劇場で尾田先生のメッセージを上映中!!(少年ジャンプ情報)」って、スゴイじゃないっすか。