「この曲の最後、もっと盛り上げたいんだよね」
と、吉田さんのリクエスト。
『もう、アレンジ、固まってたのになぁ。なんで今になって・・・』なんて思ってた僕は、ちょっとぶうたれてみようとしたが、まったく無駄。
「なんかさぁ、エレキでが〜ん!と行けないかなぁ」
『えええ〜!この曲、ナイロン弦のアコースティク・サウンドがばっちしはまってるのになぁ。なんで今になって・・・』なんて思ってた僕は、曲の途中でエレキ・ギターに持ち交えられない理由をさがしたが、見当たらず。
そんな狼狽えてもぐもぐしてるアレンジャー様/バンマス様である僕にしびれを切らした吉田さん、速攻、直談判。
「ね、ムトゥ、お願い」
そしたら、ギタリストの「ムトゥ(左の検索で”ムトゥ”と打ち込め!)」曰く、
「いいっすよ〜」
『ええええ〜!』
ってなわけで、吉田さんのおかげでアレンジどんどん良くなってるっすよ。
『ほんと、敵わないよなぁ』
毎日、沢山のチェック項目をメモって来て、メンバーに的確に指示をする吉田さん。
『ほんと、ありがたいよなぁ』
感謝してる場合じゃないんだけど、アレンジャー様/バンマス様の僕としては。
「年末は、アグレッシブよ!!!」
なんて、わけのわからないこと言いながら、今日も鬼車全開な吉田さんなのでした。
それにしても、今回のWFで「ムトゥ」は沢山のギターを弾き分けるから、そのへんも注目してると、楽しいかも。
ある曲の途中でギターを持ち替えたら、それは吉田さんのアイディアか、弦が切れたってことだから、そのどっちかチェックしててね。
通しリハ2回もやった後、僕とデビ爺は居残りでインタビューと撮影。
二人でヘトヘトになりながら、『こうして一緒に仕事ができるなんて夢のようだなぁ』なんて、プティ・涙がこぼれた僕なのでした。
ルルルルル。
んじゃ。