また心配かけました。
もちろんですが、吉田さんも僕もスタッフも無事です。事故現場は、僕のアパートの目と鼻の先でしたが。
それにしても、日本人の乗客含め、全員無事でほんとにほんとによかったです。
こちらでは「奇跡」と言われています。
その「奇跡」を起こしたのは、冷静沈着に対処した機長であるとも。
僕も同感です。
実際、マンハッタンで生活しハドソン川を毎日眺めているものにとって、その判断と実行がいかに困難だったかが、鳥肌とともに沸いて来ます。
世界有数の人口密集地帯、数々の高い建物、つねに交通量が多いハドソン川、などなど。
また、水上バスやフェリーのクルーの迅速な対応や、それを取り巻く環境を考えると、様々な偶然がこの「奇跡」の背景となったことが、良くわかります。
NYでも特に気温が低い昨日、自分がこんなことになったらと、暖かいスタジオで寒気が止まらなくなりました。
『なんと僕はラッキーで、幸せなのか』
パレスチナ自治区ガザのニュースと相まって、僕は、大きなため息をつくのでした。