「“ドリしてます?”ツアー」DVD & Blu-ray話、続きます。
『OPEN SESAME』話は、ドリブログ20090929を参照して下さい。
さて、オープニングテーマにつづく曲は、よっぽどのことがない限り、そのツアーのコンセプトを表すものになります。
「20周年に、もういちど生まれたドリ」が一番に伝えたいのは、ドリNEWアルバム『DO YOU DREAMS COME TRUE?』の一曲目に納められている『a song for you 〜opening theme of dydct?〜』です。
ドリが、そして「よしだみ」がなぜ、20年間歌って来たかの理由を、初めて、なんの比喩もなく、ストレート過ぎるぐらいの言葉で伝えています。
このツアーを、NEWアルバムの発売と同時に、デビュー日の0321からOSで開始した理由、そして、このツアー自体のコンセプトが込められています。
オリジナルではピアノだけですが、ライヴアレンジとしてべースも弾いています。
堀さんがプレイするオリジナル・アレンジの繊細さを損なうことなく、しかしながら、あの大会場での迫力を補うべく、シンプルですが、堀さんの左手のパートとの関連を工夫して作ったフレーズです。
最終リハでやっとかたまったぐらいですから。
今でも、DVD & Blu-rayをみると、僕と堀さんの緊張が思い出されて、胸がキュッとなります。
その緊張は、ツアー最終日のKBDAY2まで続いたことは、言うまでもありません。
それにしても、『a song for you 〜opening theme of dydct?〜』の巨大リフトのように(どんなエンジニアでも)モニター環境が特に難しくなる演出での歌唱に、いつも「よしだみ」の「こころの耳」のすごさに、驚くばかりです。
「こころの耳」とは、最悪モニターが上手くいかなくても、こころの耳でモニターし、歌い抜くということで。
以前も説明したと思いますが、ドリのように「よしだみ」が、頻繁に、みなさん用の会場PAスピーカーの前に行ったり後ろに行ったり、最後には全く反対側にポジショニングしてしまう場合、PAスピーカーやみなさんの声を全身で受け止めながら歌う「よしだみ」にとって、イヤーモニターといえども、決して万能ではないのです。
これは、イヤーモニターから、みなさんの歓声も含めてモニターする方法とは根本的に違います。
時にはイヤーモニターの片方を外し、時には両方をそっと付け、時には付けないままで会場の距離から発生する実際の歌とPAから飛んで来る歌の時差を計算しながら「こころの耳」で歌う。
これは一フレーズごとに「よしだみ」が分析し、対処しているのです。
サウンドエンジニア・チームと「よしだみ」の、33本に渡る、苦しい苦しい挑戦に心から敬意を。
んじゃ。
熱に変化なし。
ドリブロガーに沢山の看護師の方がいて、ひとつひとつのアドバイス、ほんと助かります。
早く、治します。