MENU CLOSE

ドリブログ ARCHIVES

上原ひろみは、ピアノのジミヘン。

3時間早く起きて、3時間仕事を巻いて、
3時間極上の音楽にどっぷり。

「上原ひろみJAPAN TOUR」に、「マリオ
なんとか」に夢中のよしだみと、行ってき
た。

上原ひろみの衝撃は、初めて彼女の音楽と
出会った時から、回を重ねるたび鮮烈倍増

今回も、さらなる衝撃に襲われて、僕、最
低3日間は立ち直れません(これ、本人に
も言っちゃいました)

僕自身のことを作曲家でミュージシャンと
言っても許されるなら、上原ひろみの衝撃
はそのキャリアをこなごなに破壊してしま
う。

それほど素晴らしいライブだった。

ロックしっぱなしだった。

ライブ=インプロビゼーションが核の音楽
は、一期一会。

その音符一つ一つが二度と再現されない奇
跡。

それを聞き、目撃することの幸せ。

アンソニー・ジャクソン、サイモン・フィ
リップスという、超ド級の名手二人が、上
原ひろみの音楽を具現するために最上級の
パフォーマンスでバックアップに徹する様
は、胸が空くような爽快感。

と同時に、彼等の最上級のプレイを自身の
音楽のために引き出すのは、上原ひろみの
チカラ。

自らの作曲による、テーマの再現能力は無
限大。

それに導かれるアドリブは、まさに肉体と
精神を極限まで追いつめるインプロビゼー
ションの極地。

現時点で、世界最高のピアノトリオである
ことを断言しよう。

異議のある専門家の方々、どうか上原ひろ
みのライブへ。

ピアノのジミヘンに、評価も理屈もいらな
い。

ただその音にこころを踊らせ、その音に魂
を委ねるのみ。

そして、上原ひろみのMCは、すべての人を
幸せにする。

よしだみとひろみちゃんが「マブダチ」な
のが、改めて納得できた夜だった。