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ドリブログ ARCHIVES

積み重ねる

「二曲以上の」 レコーディングにおける、

中吉(中村、吉田)関係正常化記念ゲーム

「ナカムラマを探せ!」

問題です。

この写真の中に、ドリカムの男の人が隠れています。

彼のフルネームと、ラッキー力士を当てて下さい。

答えは、30秒後。


 

★ ★ ★

ドリカム・サウンドの本拠地、スターチャイルド・スタジオは久しぶりに晴天。(実際の天気ではない。あしからず。)昨日までの嵐がウソの様な状況となった。

逆転満塁ホームランとでも言おうか、2点ビハインドでロスタイムにハットトリックで逆転勝利とでも言おうか、シンボリルドルフ最終コーナーでごぼう抜きとでも言おうか。

とにかく、アンビリーバブル。

(フランス人風にお願いします。)

「ワ タ シ 、 シ ン ジ ラ レ マ シェ〜ン。」

「音楽の神様」に感謝せずにはいられない、嬉しい一日になった。

吉田さん、連日激闘7時間連続ボーカル録りという驚異の仕事っぷりの末、「二曲以上」のレコーディングの、2曲目の歌録りを終了した。

★ ★ ★

ドリカムの場合、リードボーカルからハーモニー、様々なバッキングボーカルまで、吉田さんプロデュースのもと、ひとつひとつ積み上げて、ボーカルパートを完成させる。

過去のドリブログでも少し触れたが、

新曲のボーカル入れは、「創造」そのものだ。

一音一音、どう発声するのか。 それぞれの音の長さはどのくらいにするのか。 息継ぎの場所は詩をちゃんと大事にしてるか。 ビブラートをかけるのか、かけないのか。 かけるならどんなタイプか。 高い音域ではファルセットでいくのか、地声でブッちぎるのか。 明るい声を使うのか、わざとこもった声を使うのか。 タイミングはリズムにきっちり合わせるのか、R&Bスタイルの様にちょっと遅めに歌うのか。 ある場所は滑らかに歌うのか、カクカク歌うのか。 後半に向かって盛り上がるように、一番と二番と三番は歌い回しを変えるのか、変えないのか。 アドリブは入れるのか、入れないのか。 入れるならどのくらいの量がこの曲にベストなのか、他の楽器のパートの邪魔になっていないか。 ある箇所をスウィートに強調するために、もう1トラック使ってユニゾンで歌をかぶせる方法を使うのか、使わないのか。 そのユニゾンは、きっちりとリードボーカルに合わせてタイトな表現にするのか、わざと揺らぎを多くした歌い方で広がりのある表現にするのか。 ハーモニーはつけるのか、つけないのか。 つけるならどの部分に何声のハーモニーなのか。 一声につき何トラック重ねるのか。 1トラックずつならクリアーで力強い効果、2トラックずつなら広がりのあるリッチなサウンド。 例えば3声のハーモニーでリッチに仕上げたい時は、その部分だけでリードボーカルを含めて、吉田さんは7トラックも重ね録りをする。 厚みをつけたい時は、僕がさらに6トラック重ねる。 締めてボーカルパートだけで13トラック。

バッキングボーカル(いわゆるコーラス)が、アレンジ上、必要と判断されれば、上に述べたリードボーカルと同じプロセスを、また始めから、一つずつ進むことになる。

で、ここが一番大事。

その膨大な数のトラックに録音される全ての歌の必要条件が、ベストなピッチ(音程)とベストなパフォーマンスでなければならない、ということだ。

その必要条件を満たすまで、吉田も僕も、

何度も 何度も 何度も 何度も

繰り返し、歌い直さなければならない。

お互いがダメ出しをするので、かなり、

 

チビシーーーーーー。

 


「なにを ごちゃごちゃゆ〜てんねん。

そんなん、プロやったら、あたりまえや〜!」

 

 

★ ★ ★

それでは、クイズの正解です!

正解は、

中村正人

朝青龍関

 

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